こんにちは。管理栄養士のみずとです。
今回は『人工透析』についてお話します。
まず大前提として、腎臓という臓器はある程度を超えて悪くなると二度と元の状態には戻りません。
そして悪くなっていく状態をそのままにしておくと必ず進行してさらに悪くなります。
悪くなり始めるとどんどん悪くなっていき、そして回復することがない。
腎臓がダメージを受けて機能が失われていく過程で何か手を打たないと、いつかは透析になってしまうわけです。
腎機能が大きく失われて、生命を保つ上で支障が出てくると、透析を始める必要があります。
腎臓が本来の働きをしてくれないため、その代わりを機械にやってもらうことになるのです。
この透析というのはごく控えめに言ってものすごく大変な治療です。
腕に針を刺し、そこからチューブを通して血液を機械に送り込みます。
そして機械で血液を"洗って"体に中に戻すという治療です。
大量の血液を外へ送り出す必要があるため、腕の動脈と静脈を繋げる手術を事前に受けることがあります。
透析は結構時間がかかります。透析に要する時間は4~5時間。
これを週に3回病院に行って治療を行わなければなりません。
4~5時間×週3日です。
病院に行くとなるとその日は病院に行く準備をしなければなりませんし、病院までの移動、病院に着いてからの受け付け、そして前準備、終わってから家に帰って…なんてしていたら一日つぶれてしまいます。
しかも透析をやめることは死を意味するため、死ぬまで一生これを続ける必要があります。
このように透析はものすごく患者さんの負担が大きい治療です。
さらに、このように時間をかけて透析治療を行っても、所詮は機会で人工的な処理を行うだけなので、本来の腎臓が持っている働きの1/5~1/10を代わりに行うことしかできません。
このように、透析治療は非常に長い拘束時間が発生するだけでなく、人間の腎臓が本来持っている働きの一部しか代用することができないのです。
そして透析治療には考えるべき大きな問題点が含まれています。
次回もさらに透析について話を進めていきます。
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【知って得する】一見地味だけど、実はとても大切な臓器~其ノ参~
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