あほだとは思いつつ、Yahooで自分の名前を検索してみると、僕のブログが一番上に出てくる。知り合いからも時々「ブログ全然更新していませんね」と言われることがあり、久しぶりにメールを頂いた方々からも「今からブログを拝見させて頂きます」などと言われると、「意外とみんなブログを見てくれているんだ」ということに気づき、嬉しくなって更新することにした。

 更新できなかった言い訳を言うつもりもないけど、僕の中ではブログの存在自体が消えてしまっていた。

 本音を言うと、連載に追われていて「ブログなんか書いていられるか」という半分やけくそな状態だった。もしブログをチェックしてくれている人がいたらすみません。でも、読者がいることを知って、やっぱりそれはそれで素直に嬉しい。

 先日、ノンフィクション作家の角幡唯介さん(「空白の五マイル」で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞のトリプル受賞)とマニラでお会いした。取材でフィリピンにいらっしゃったとのことで、少しお手伝いさせて頂いた。最近、「アグルーカの行方」で講談社ノンフィクション賞を受賞され、最も乗っているノンフィクション作家さんではないかと思う。

 僕の方はというと、連載の原稿がたまっていて、数日前から自宅に缶詰状態になっていて、人ともろくに話をしていない。唯一、ご飯を食べにコンドミニアムを出る時に、警備員に声を掛けるぐらい。このまま部屋にこもっているといつかカビが生えてくるんじゃないかというぐらいに、鬱々としている。
 
 誰か話し相手になって下さい!!

 明日(6日)発売の集英社刊「Kotoba」は、連載「若者はアジアをめざす」の第3回目になります。これまでの連載とは少しトーンが変わるけど、僕の思い入れも強いです。
 
 http://shinsho.shueisha.co.jp/kotoba/

 どうぞお見逃しなく。