※今回で実況は終了します!

蒲田「プログラムがサッカーバトルを仕掛けてきてる……。これ勝てれば、解除されるかもね。」

ブラックルームの外にも、この異変は伝わっていました。しかし問題なのは、ブラックルームには現在鉄角と信助の二人しかいないということ……。サッカーバトルは5対5の対決。このままでは勝利するのはほぼ不可能です。なんとかならないかと天馬は訪ねますが、蒲田さんにもどうしようもないらしい……!!

真名部「アバターを使ったらどうでしょう?」

しかしそこに、真名部からの代替案が!!ブラックルームのシステムにはアースイレブンのデータもインプットされており、最大5人までそのデータをアバターとして呼び出すことが可能だというのです!!

蒲田「わかった。やってみるわ。」

真名部の発言により、信助達の希望が繋がった……!!蒲田さんは笑顔でうなずき、アバターの呼び出しを始めます!!

そしてしばらくして……。2対5の戦いを覚悟していた鉄角と信助の前に、4人の仲間のアバターが出現します!その4人とは……剣城、好葉、皆帆、井吹!!


これで人数面の心配は無くなった!!意気込む鉄角でしたが、アバターの面々はそれぞれ勝手に位置に着いてしまう……。当然のようにGKに着く井吹アバターに、気まずい思いで信助を見る鉄角(汗)

鉄角「井吹!信助と交代だ!!」
井吹アバター「……。」
鉄角「いぃぶぅきぃ!!」

なんとか井吹アバターをベンチに下げることに成功した(笑)鉄角は、GKを信助に任せます。信助は鉄角の思いに応えるためにも、気合いを込めてサッカーバトルに挑む……!

ここで、両チームの布陣が発表されます!!


埴輪軍団は、2-1-1のバランス型。とりあえず言えるのは、無個性の固まりということ(汗)


アースイレブンは2-0-2のバランス型。DFが多いためか、皆帆アバターがFWに着きます。

さあ、両者配置についたところで……、試合開始!

埴輪のドリブルを止めようとする剣城アバターと皆帆アバター。ところがなんということか、埴輪は両者を吹き飛ばしてしまう……!

埴輪のくせして強っっ!?

そのまま強烈なシュートを撃つ埴輪!信助は気合いを込めますが、あっという間にゴールを奪われてしまう……!やはり信助では実力不足なのか……!?

普通ならここで、埴輪軍団の勝利としてサッカーバトルは終わるはずです。ところがサッカーバトルは終了せず、洞窟の壁面に大きな亀裂が走る……!!どうやらこのまま失点し続けたら、洞窟の壁が崩れてしまうらしい……!

絶体絶命の状況下、どんどんゴールを許してしまう信助……!止めなければ大変なことになるのに、どうしても実力がついていかない……!

井吹アバターの姿を見て、昼間の悔しさを思いだし、気持ちを奮い立たせようとする信助。しかしその瞬間、とうとう洞窟の壁面から大きな岩が落ちてくる……!

もうこれ以上の失点は許されません。鉄角が激励の言葉をかけますが、そこで信助の口から出てきた決断は……。

信助「井吹と……替わる。」

難と、井吹と交代すること……!自分の力では阻止出来ないと、自ら井吹との交代を志願した信助。その苦渋の決断に、鉄角も何も言うことはできません……。

そして信助はベンチに下がり、井吹アバ ターがGKの位置に着きます。悔しげな様子の信助を、鉄角も心配そうに見つめる……。しかしそんな間にも、埴輪軍団は果敢に攻め上がってきます!!

そしてここで、驚くべき事態が……!なんと井吹アバターですら、埴輪軍団のシュートを阻止できなかったのです!

ダークside信助「ざまぁwwwwww」

頼みの綱の井吹アバターも破られてしまった今、信助達は窮地にたたされていました!!井吹の実力なら止められたはずなのになぜ……と、必死に思案する信助。すると信助はそのうち、あることに気づきます。

信助「動きが小さくなってる!」

信助は井吹アバターに、かつて雷門のゴールを任された時の自分の姿を重ね合わせます。思い切ったプレーができなかった信助に叱咤したのは、尊敬する三国さん……。

それを思い出した信助は、今度は自分が三国さんの役割を果たす時とばかり、ベンチから井吹アバターを叱咤しはじめる!!

信助「下がっちゃだめだ!!前へ出て、思いっきりジャンプだ!」

信助の指示に、井吹アバターは一つうなづき、前に向けて飛び出していく……!!
すると井吹アバターは、これまで止められなかった埴輪のシュートを初めて止めることに成功します……!

その瞬間、埴輪達は一瞬にして姿を消します!!どうやらこのバトル、「シュートを阻止すること」が勝利条件だったようです。

苦難の末の勝利に喜び、信助は鉄角のもとに駆け寄ります!!それに対し、この勝利は適切なアドバイスをくれた信助のおかげだと感謝する鉄角。

鉄角の感謝の言葉に、信助はどこか自嘲気味にうつむきます。

信助「……僕、何を勘違いしてたんだろう。同じチームメイトなのに、井吹に勝つことしか考えてなかった。」

かつての自身に井吹アバターが重なって見えたことで、井吹と自分は「対立」ではなく「協力」の関係でなければならないことを認識した信助。彼は笑顔で、キーパーがせっかく2人いるのだから、2人で一緒に強くなれば良いのだと語ります!

そんな信助を見て、鉄角も笑みを浮かべます。いつか必ず井吹に追いついてみせると意気込む信助を、心から応援する鉄角!!

そんな井吹のアバターを始めとしたアバター達は、御役目御免とばかりに姿を消します。そして次の瞬間、周りの風景は元のブラックルームに戻り、入口のドアから天馬達が駆け込んでくる……!

2人の無事に安堵するメンバー達!!そんな中、今回の事件のきっかせけとも言える井吹は、不機嫌そうに信助に語りかけます。

井吹「勝手にこんなことしやがって。いい迷惑だ。」

今までの信助なら、その憎まれ口に憎まれ口で反論していたでしょう。しかし井吹の実力を認め、共に強くなっていく決意をした今の信助は、そんな憎まれ口にも心がざわつくことはありませんでした。

信助「ごめんね井吹。次は気を付けるよ!!」


その清々しいほどの笑顔に、逆に動揺してしまう井吹。このまま井吹も、信助と仲良くなってくれたらいいなぁ(*´∇`*)

こうして一見落着したブラックルーム暴走事件……。その翌日、コーディネーターのイシガシに連れられ、天馬達は試合が行われるスタジアムの視察に来ていました。

ところがイシガシに案内されたそこは、ただ砂漠が広がる何もない場所。スタジアムなどどこにもなく、まさかこの砂漠でサッカーをするのかと呆れ顔になるアースイレブン達でしたが……。

イシガシ「来ましたよ。」

ふいに空を見上げ、ドヤ顔(笑)で告げるイシガシ。つられて見上げると、そこには空から降下してくる巨大な宇宙船が……!

その宇宙船は、降下しながらその形を大きく変えていきます。しばらくするとそれは、観客席とサッカー場を兼ね備えた、見事なサッカースタジアムとなる……!


その高度なテクノロジーに、一同は声も出ません。イシガシによれば、これは宇宙を自由自在に移動することのできる宇宙船型スタジアム、「スターシップスタジアム」!!

天馬「あそこでやるのか……!」

驚きつつ、このようなすごいスタジアム でサッカーが出来るということに喜びを隠せない天馬!!果たして、スターシップスタジアムでしのぎを削ることとなる、アースイレブンVSサンドリアスイレブンの対決の行方は!?

〈おまけ〉

今回登場した埴輪は、「はにわーパウロ」という視聴者のオリジナルキャラだったようです♪だからあんなに強かったのか(笑)

〈次回予告〉

可愛い!!


〈今日の格言〉

by 信助