詩;砂糖菓子にリキュールをかけて | ほっと癒される光の絵画〜こころのいろ~言葉と心を描くアート*mizunoART 画家で詩人・ゆり呼【渡邉裕美】 アートコレクション

ほっと癒される光の絵画〜こころのいろ~言葉と心を描くアート*mizunoART 画家で詩人・ゆり呼【渡邉裕美】 アートコレクション

人生に於ける孤独と憂愁を経て、天使や女神さま、優しい女性の癒しの微笑みを描く画家で詩人のゆり呼こと渡邉裕美の絵と詩を贈ります。恋愛詩、似顔絵、似顔絵アート名刺、天使画油絵。恋愛詩画集『あの人への想いに綴るうた』の著書あり。屋号mizunoART

砂糖菓子にリキュールをかけて


甘い砂糖菓子に
害の無いリキュールをかけて
意味の無い言葉の羅列を消しましょう

亜麻色の琥珀をうなじに下げ
髪を結ってサバトに出掛けましょう

そう。
ここは魔女の集い。
殿方は樫の樹の扉より
入ることは出来ません

睦言も
ささやく事は出来ません

星の夜空駆けて
星雲を越えて
見つけ出そう月虹を

優しいオードトワレを耳たぶに馨らせて
くちづけを待ちましょうあの娘の蜜桃を。

オルゴールが奏でるのは
あの日の愛のプレリュード

けれど竪琴ももう高架に捧げ
十字を切ってグラスを傾けられている

白い衣装は赤く染まり
葡萄酒色の涙が頬を伝う朝に

帰りたいあの日々に
例え明日が来なくとも

例え祭(フェト)が済んでいても





言葉と心を描くアート~こころのいろ*mizunoART


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