OUT of HARMONY あとがき | 水穂の小説置き場とひとりごと

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ファンタジー小説を執筆中……のはずw

この記事は、短編小説「OUT of HARMONY」のあとがきです。

ネタバレ等含む場合があります。ご注意ください。

あとがきなんで、読んで下さったことを前提に書きます。

ご了承ください。(*- -)(*_ _)ペコリ





まずはじめに。

OUT of HARMONYを最後までお読みいただきありがとうございました。

お楽しみいただけましたでしょうか?

短編小説と銘打っておきながら、だいぶ長くなってしまいました。

ブログに上げる際、12話(記事?)にわたってお届けしましたが、本にしたら前篇・後篇に分ければ短編と言える……かな?(汗)

この作品は、プロットを立てずに、水穂の思いつきで走り書きした適当なものです。

起承転結とか、基本的なところからダメな気がしますが……

正直、まとめきれたとは思っておりませんし、納得いってない部分はたくさんありますが、一つの作品として無事に書きあげられたことに、まずはホッとしております。

書き始めたはいいけど、最後まで書ききった作品は、実はあまりなかったりします。

それにしても、当初考えていたラストとは全く違う展開に、書いた本人が驚いております。

執筆中、いろんな設定が思いついてしまい、ぶっちゃけ続編が書けそうなくらいです。

いや、書きませんけど……よほど気が向かない限り。

多分ですね、いろいろツッコミどころがあると思います。誤字脱字とかじゃなく。

とりあえず、解説も含め、フォローしてけるとことはしたいなーと思います。


書きたかったテーマ。

タイトルが示している通り、アウトオブハーモニーつまり「相容れぬ者」です。

書きあげるまでスペル間違いに気付かなかったことは内緒w(全て直しましたw)

決して交わることのない二人。そこに生まれる報われない望みと悲しみ。

本当に思いやる心と現実。そんなものを描きたかったのです。

磁石のS極とN極を例に出しましたが、この物語にはもう1種類の磁力があります。

精霊族とアンドロイド(機械的な意味に捉えられがちなので、作品内でこの表現は使いませんでした)と一般人。

実は「相容れぬ者」とは、二人対村民としての意味もありました。

最後は受け入れられてハッピーエンドになりましたが、執筆当初考えていたのは、バットエンドでした。

以下、バットエンドあらすじ。


暴走したベティを止められるのはミンティしかいない。人々を消してしまう力を持った人間でないベティを殺せとあちこちから声が掛かる。ベティは自分が死ぬしか方法がないことをしってそれを望むが、ミンティを想う気持ちが涙となって現れる。大好きだよ、おねーちゃん――その覚悟を受け、ミンティは仕方なくベティに手をかける。ベティは消え、村は救われ、ミンティは英雄として称えられるが、悲しみに涙したベティを殺せと言った人々こそ人間なのかと、怒りをあらわにし、その力を全て解き放った。一瞬にして村を廃墟にし、ミンティ自身もまたベティを追うようかのように消えた。その村があった場所には草木一つ生えることなく、数年経った後も荒野として広がっていた。ベティとミンティの力が今でも存在し、そこに二人一緒にいるかのように。


……救いようがないっすよね……

このエンディングを目指して書いていたはずが……なんか、二人無事に生きて終われば、続きとか書けそうだな~なんて変な考えや設定が浮かんだ結果、こうなりました。


ブラッディ・ルビーの役割とかさ、ギリギリになって変更したし。人の血で造られた宝石って設定は前からあったんですが、本当は今でも人の血を吸収して成長する宝石にしてて、ベティの意志に関係なく人を消してはその血を求める続ける……みたいな?

でもそうすると、その宝石無くなったら、ベティは普通の人になっちゃうってことで、まるっと設定変えました。実はブライムさんが出てきた時点ではまだ、ちゃんと決めてなかったんですよ。

で、途中で「あ、対象になるヤツ作ればいいんじゃね? うーん、じゃあ赤なら青で。青なら涙かな」ってな感じですよ。割と強引だな~って思ったり。


で、突っ込まれる前にフォローしておきたいのが、そのペンダントの紐。

着ている服すらボロボロにしてしまうベティの力。なんでペンダントの紐は無事なのか。

そして、壊れたものを元通りにできないはずのミンティの力で、なぜ紐は元に戻ったのか。

矛盾してるじゃん! と思ったあなた。ふふふ、ちゃんと理由はあるんですよ。

実はブラッディ・ルビーを吊るしてるペンダントの紐は、精霊族の髪の毛を結って造られたモノなのです。

だからベティの力の影響を受けなかったし、精霊族であるミンティの力に反応して復元できた、というわけなのです。

……強引ですか? 気のせいですよ!w


予定してなかったのも含め、裏設定は以外にもいろいろ出来ていまして。作品内での説明不足は反省しております。

本当に、自分は文才がないんだと痛感いたしました。

分かりやすく説明しよう→ボキャブラリーがないため同じ言葉ばかり並ぶ→違う言葉を使ってみる→分かりづらい→分かりやすく(ry

そんなループを繰り返して、頭痛が起きたりしました。

あ、わざと同じ文節を繰り返し使っている部分はありますよ、もちろん。

それと、一人称なのか、二人称なのか、三人称なのか、分かりづらいと思いますが。

このごちゃまぜ感はわざとです。読みづらいかと思いますが、それは表現として意図的にやっております、はい。

これでもがんばって、ない頭使ってるんです、一応……はあ、悲しい。


裏設定も上記の紐の件も含め。

続編を書くならば、今後明らかになっていくんだろう的な伏線? みたいなのも残しつつ終わらせてみました。

センターシティの戦争目論み計画の件とかねw

……いや、だから書きませんって、続編はw

二人の今後や事件などは、あたしの妄想と読者の想像にお任せで終わらせておきます。


アメブロを始めて、形にした水穂の妄想。

今後はもっと長い話を書くつもりではいますが。

次に取りかかるまで、少し時間が空きそうです。

それでもお付き合いくだされば、幸いでございます。


作品の感想・ダメ出し・ツッコミ等あれば、お待ちしております。

長々と書きましたが、最後まで一読いただきありがとうございました。

今後ともよろしく願いたします。