皆さん、今まで色々と楽しく交流してくださってありがとうございました。
私事ですが、生活の拠点も変わり、
また、Office EUREKAも新しいクライエントの方を
受け入れさせていただく時間も厳しくなり
しばらく活動を停止させていただきます。
また、時間に余裕ができましたら、
あたらしくブログを始めようと思います。
どこかでお目にかかるかもしれません。
そのときはまた、色々と教えてください。
本当に楽しい思い出でした。
ありがとうございました。
Mizuho
こころの揺らぎをアコースティックに共有し、
一緒に分析するプロセスを
EUREKA(ユーリカ=わかった!)と
表現して、実証的に自分自身を理解するカウンセリングを
基本姿勢としています。
*Office EUREKAのホームページ: http://office-eureka.co.uk
申し訳ありません。
少々時間がとりがたく、2月から新規のお申込みを一旦ストップさせていただいています。
また、スパムメール、迷惑電話の対処も含めまして、受付システムを再考する予定です。
ブログへのご質問・お問い合わせは、今まで通りご活用ください。
皆さん、今まで色々と楽しく交流してくださってありがとうございました。
私事ですが、生活の拠点も変わり、
また、Office EUREKAも新しいクライエントの方を
受け入れさせていただく時間も厳しくなり
しばらく活動を停止させていただきます。
また、時間に余裕ができましたら、
あたらしくブログを始めようと思います。
どこかでお目にかかるかもしれません。
そのときはまた、色々と教えてください。
本当に楽しい思い出でした。
ありがとうございました。
Mizuho
恐怖と不安
私たちは原子力発電所の問題に恐怖を感じ、これからどうなることかと不安を感じている毎日ですが、今日はこの恐怖と不安について、うんちくを語ります(笑)。
不安と恐怖の違い
恐怖は、対象がはっきりしています。
蛇をみると恐怖を感じるとか、戦争が恐怖だとか、原子力発電所の爆発が怖いとか「蛇」、「戦争」、「爆発」と対象が明確です。
大方の場合は、直接経験したことや、見聞きした間接的な経験などがもとになっています。
それに対して、不安は自分の存在を脅かす可能性のあることを漠然と予想して、不快な気分になることです。
すなわち、対象が漠然としています。
「将来に不安を感じます。」
とおっしゃったとき、
「何に不安を感じるのですか。」
と質問すると、
「経済的なこととか、子供のこととか、健康のこととか。」
といくつかに並べて説明されたり、
「うまく説明できませんが、なんとなく、不安なんです。」
とおっしゃったりします。
また、不安は予感や予想のような、一人一人の受け取り方の中に芽生えるのですが、それは、何らかの周りの情報や状況を手掛かりにして未来の危険を感じることでもあります。
原子力発電所の問題に対する恐怖と不安
原子力発電所の問題は「爆発がこわい」「被爆がこわい」など対象がはっきりとしています。
過去の経験から広島や長崎の原爆と比較したり、チェルノブイリの事故と結びつけて恐怖を覚えます。
チェルノブイリの事故と同じ被害規模のレベル7だという発表は、明確な恐怖として日本は当然ながら世界中を駆け巡ったことは記憶にあたらしいところです。
しかし同時に、原子力発電所の問題は、
「どの程度汚染が広がっているのか」
「いつおさまるのか」
とか、その状況と今後の予測については何が何なのかあまりに曖昧で漠然としています。
不安の塊です。
その原因の一つは、公式の発表が常に後出しジャンケンのようで
「最初に思っていたよりもひどかった。」
みたいな発表が続いて、不安が不安を呼ぶ相乗効果を起こしているように思います。
不安は、あいまいな状況が続けば続くほど、無限にどんどん広がっていきます。
恐怖はある意味、焦点がはっきりしている分、範囲が限定されています。
しかし、不安の広がりは無限です。
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風評と不安
現在、様々な風評が飛び交っているようで、「風評にまどわされるな」というメッセージをあちこちで目にします。
なぜ、風評がそれほど、ひろがっているのか。
この基盤は「不安」だと私は思います。
不安を基盤とした群集心理の中で、風評が無意識的に伝染し、根拠のない非論理的な情報が短絡的に信じ込まれているように思います。
原子力発電所についての公式の発表は最初から何かしら不透明さを感じさせました。
実際に、IAEAからも、情報公開が足りない、と指摘を受けています。
このあいまいさ・漠然さは、強い不安を生じさせるもとになっているかもです。
関係地域の方のご心痛を思うと、なおさらことの重大性を感じます。
風評を信じるなという前に、風評が飛び交う下地ができないよう、まず真実を赤裸々に発表することが重要なように思います。
これは、国内の問題だけでなく、世界においても同じです。
あいまいな、信憑性が低いと思われるような公式の発表を繰り返していると、世界中の不安をあおらせるきっかけになります。
実際、あいまいな発表の内容や発表の仕方は、きのこ雲の上がったイラストつきの新聞記事で「爆発で作業員が亡くなった。」とか、汚染がひろまって外に出られないとかいった誤解を海外で生じさせているように思います。
また、損得の次元において、国際情勢は生き馬の目を抜くような感がある現在、心理作戦として不安をあおる風評や誤解が仕立てあげられる危険すらあります。
放射能汚染探知機で日本産の食品を調べている写真や、被ばくと全く無縁の日本人渡航者から被爆が確認されたとかいったニュースは私たちにとって荒唐無稽であっても、世界の人たちにとっては不安の材料となり、日本産排除や、ともすると日本人排除にもつながりかねません。
まず風評が飛び交う背景に目を向けて
私たち民衆はがんばっているんだから、ボス(政府)はごまかすという姿勢よりも、真摯に正確な真実の発表をするのが大切だと思います。
「風評に惑わされるな」
とボスはいうけれど、風評の素地をつくっているのはボスです。
ということで、今日のオチはここに・・・・
しっかりしてね、ボス!
ではでは。
***********************
このたび東北大震災にて命を落とされました方々の
ご冥福をお祈りいたしますとともに、
被災されました皆様に
お見舞い申し上げます。
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ずいぶんとブログをご無沙汰してしまいました。
音沙汰なしで、すみませんでした。
前回の記事では多くの励ましや、アドバイスをいただきありがとうございました。
大学の状況は複雑にからまって、継続中のようで、法律的に理不尽な流れも起こりうる可能性があり、しばらく公には発言せず、静かにしています・・・。
【ロンドン】
私、しばらく日本を離れロンドンにおります。
日本語のパソコンが壊れたため、コメントやメッセージのお返事が遅れて申し訳ありませんでした。
【津波のニュース】
3月11日に久しぶりに帰国するつもりで、朝6時30分にスターバックスでネットにつなぐと、目を疑うようなニュースが飛び込んで来ました。
「 東北に大津波 」
しばらく、自分が寝ぼけているのか夢を見ているのかと思いつつ、ニュースを検索し、動画を検索し・・・ショックで言葉を失いました。
当時、関西にも津波警報がでていて、急きょ帰国をとりやめた次第です。
数週間前から小さな地震の速報や注意報があり、
「日本は地震が多いんだよ。」
と友人たちに言っていた矢先、こんなことが起こるとは。
それ以来、ロンドンでは毎日のテレビや新聞のトップニュースが、日の丸を掲げて、日本の津波の惨状を伝えていました。
「The Independent」 という新聞は震災の2日後の日曜版で
「がんばれ日本、がんばれ東北」
(Don’t Give up, Japan. Don’t give up, Touhoku)
といった日本語のスローガンをあげて、
「街は消え、何千人もの人が亡くなった
・・しかし、日本は負けじと立ち上がり始めている。」
と紹介しています。
Ituneストアでも、ジョン・レノンやレデイ・ガガなどのアーチスト参加の
「Songs for Japan」
のチャリティ・アルバムが発売されるなど、これほど赤い日の丸のシンボルを、いたるところに見かけたことはこれまでありませんでした。
何気にはいったカフェでは、
「君の日本の家族や友達は大丈夫か。」
と、声がかかり、
ネットカフェに行くと、すぐに
「日本人やね。日本語のセッティングにしてあげるからね。
君の家族や友人は無事か」
と気遣いをしてもらい、
世界的にも稀にみる大災害なんだと、改めてことの悲惨さを感じるとともに、予想だしなかったあまりに大きな日本応援の反響に驚きました。
その理由の一つは、悲しみにくれつつも、静かに現実を見つめ、穏やかに助け合う東北の方々の態度に、日本の原点が垣間見られたからだと思います。
【団結する日本】
少し気分も落ち着いて、日本の状況を見渡すと、
「日本全部が一丸となってがんばろう。」
的なスローガンや活動をあちらこちらで目にするようになりました。
なんだかその団結の強さが西洋にも伝わってか、たとえば、アメリカの援助隊の方々の腕章に「友」といった言葉を見つけて驚いたりしています。
その一方、
「日本全体が津波ショックに不必要に萎縮してしまい、結果的に日本の復興を自ら遅らせている」、
といった海外からの意見も耳にします。
たとえば「礼と義」の文化が西洋に完全には理解しがたいように、西洋の考え方ががすべて日本にとって正しいとは限りません。
しかし、私たちはそろそろここで一呼吸おいて、それぞれ自分自身の生活に目を向けることも、状況をよりよくするために必要なことのように思います。
【愛国心】
ロンドンに出かけるようになってから、日本を西洋と比較してみることが多くなったのですが、その際、大きく違うと感じたのが
「愛国心」
でした。
謙虚を美徳とする私たちは、謙遜の尊敬語をもって日本のことを控えめに言いがちですが、向こうの方ははっきり自分の国を「自慢」し、自分の国が「基準」と考え、自分の国の過去の歴史を肯定的にとらえる方が多いです。
もちろん、私たちも日本人としての誇りをもっているのだけど、敗戦後、イデオロギーの煩雑な問題が絡まって、愛国心の足場をどこに置けばよいのか、とてもあいまいな状況だったように思います。
今回の地震は本当に悲しい出来事でした。
しかし、生き残った私たちはこの美しい日本をしっかりと立て直さねばなりません。
奇しくも私たちはこの悲しい出来事をきっかけとして、日本人は一丸であるという団結心と愛国心を確かめられたように思います。
現在、日本を取り巻く状況は非常にシビアです。
そして今回の悲しく痛ましい大災害。
攻撃される的として露呈した原子力発電所の脆弱性。
私たちは、これを機会に、これからの世界に起こるであろう様々な問題に日本人の誇りと愛国心をもって立ち向かっていかなければなりません。
そしてまた、結局はそれが意思半ばにして亡くなった多くの方々へのご冥福をお祈りし、ご供養をすることにつながるように思います。
涙をぬぐい、勇ましく。
「日本の底力見せたろやないかい!」 ですね。
京都白川では桜が満開を迎えています。
美しい桜を愛でる気持ちは、潔く散るからのみならず、純粋に美しいと感じるからだと思います。
ではでは。