こころを疲れさせる原因は 「その」ストレス・・? ・・・・・時間の軸から心の疲れを分析する
【こころを疲れさせる原因は 「その」 ストレス?】
心が疲れたとき、多くの人は、何かに対するストレス、または、プレッシャーなど、はっきりとした原因を思いつかれるのではないかと思います。
たとえば、上司とうまくいかず、それがストレスとなって、何らかの精神的な問題が生じたとき、この人にとって原因ははっきりしています。、
「上司のせいでストレスがたまった!」
もちろん、このようなケースは一般的には適応障害ですから、心理療法としては、ストレスを取り除くことが最優先されるわけですが、実際の心を疲れさせる原因はもう少し複雑なようです。
【心を疲れさせる原因の多層構造】
次元の捉え方は色々ありますが、今日はシンプルに
時間の軸(未来、現在、過去)
で考えてみたいと思います。
1)現在の軸
上司とうまくいかない、これは現在の状況です。
心のケアは、特に適応障害などは、まずこの現在おこっているストレスに対処することが最優先課題となります。
2)未来の軸
それと同時に、上司とうまくいっていないことで、
「この先、この職場でやっていけるだろうか。」とか、
「いつまでこんなことが続くのだろう。」とか、
「転職するべきだろうか。」とか、
いわゆる未来に対する憂いが不安となって覆いかぶさってきて、さらに心の疲れを重くする状況がおこります。
この不安に対しても、ストレスを取り除くと同時に対処して行くことが必要です。
「~起こるかもしれないこと」への心配にエネルギーを消費するよりも、それが起こった場合に備える建設的な計画にエネルギーを向けた方がよいかもしれない。
そういった方向に注意を向ける目をもつということですね。
現在と未来の2つ時間軸は、現在の状況(職場)をベースとした問題であるという点では共通しています。
3) 過去の軸
これは、広い意味ではパーソナリティに関わる軸です。
個人のパーソナリティや考え方というものはその人の歴史の中で培われてきたものです。
そして往々にして、これらの過去の軸は現在の問題の根底に重くぶらさがっています。
たとえば、非常に自尊心の高いパーソナリティの場合、人前で叱咤する上司の指導が人一倍ストレスになっていたり、あるいは、小さいころからもっていた何らかのコンプレックスが、上司の評価を絶えず気にするストレスを導いているかもしれません。
表面的な問題は上司からのストレスであるけれども、その根底では、パーソナリティや考え方が現在の状況に根深く影響を及ぼしています。
多くの場合、これらの考え方や性格の起源は、その人の子ども時代にまでさかのぼります。
この過去の次元は深層心理の次元とも深く関わってきます。
カウンセリングで、深層心理テストが行われるのは、このような観点を探るためですね。
見方をかえると、現在・未来の目は、自分の外側の状況と自分との関係を分析することですが、過去の目は自分の内側に目を向けて分析することでもあります。
【時間の軸(未来、現在、過去)で自分分析】
心が疲れて、どうすればよいのかと悩むとき、その原因を探ることは大切なことです。
そのときに、現在の問題だけでなく、
未来にも目を向けて原因を探る、
過去にも目を向けて原因をさぐる・・・
実は、時間軸から考えると、ポイントをおくべき3つの観点が見えてきます。
心が疲れると、現在目の前でおこっている問題にばかりに目をとらわれがちですが、原因を時間軸でさぐると、自分のとりまく問題の状況を多層的に広く分析することができます。
もちろん、未来、現在、過去それぞれの問題がどの程度の割合を占めているかは個々人の置かれている状況によって異なります。
しかし、このように視点を変えて考えてみることで、心を軽くする解決の糸口が見えてくるかもしれません。
以上です。
久しぶりにこちらは良いお天気となりました。
今日はこれから月ヶ瀬梅林に出かけて、満開の梅で心のお洗濯をしてきます。
ではでは。
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