私は、小さい頃から

 
2歳上の姉を通して私をみられているようで
 
比べたれたり
一緒にされたり
姉を優先させたり
 
『私』を見られていないような気がしていました。
 
いつからか母の顔色を伺い、機嫌を伺い
ビクビク過ごしていました。
 
私がどうしたいかより
『母』がどうしてほしいか
を考えて行動していました。
 
 
 
 
高校時代に私の人生は大きく変わりました。
 
友達ができない…
 
休み時間も勉強をしてました。
おかげで成績も上位。
 
そして、高校1年の冬
3kg太ったのをきっかけにダイエットを始めました。
 
食事制限と運動。徹底してやりました。
 
そのせいか、みるみる体重は落ち
短期間で10kg近く痩せました。
 
その後も食事制限と運動を続けてキープ。
 
当時の私は
勉強とダイエット中心でした。
 
勉強とダイエットは
努力した分だけ、がんばった分だけ結果が出る。
 
 
そして、大学受験。
母のいうままに薬学部に進むことに。
 
当時、私の高校からは
薬学部合格者が出ていないということで
先生からもレベルを下げるよう言われてました。
 
でも、母から学費の面で
上位校3校しか受験させられないと。
 
 
とにかく必死で勉強。
 
2校合格。
そのうち特待生合格し学費の一部が
免除となった大学へ進学を決めました。
 
努力すれば結果がでる。
 
 
大学受験が終わった頃から
食べることが止まらなくなりました。
 
2週間くらいであっという間に
10kg近く増えました。
 
 
食べたら、絶食したり、運動したり
下剤をたくさん飲んだり。
 
元に戻そうとするけど、食べる力が止まらない。
 
 
食べることを抑えられない自分を責め
ダイエットできない自分を責め
太った自分を責め
努力できない自分を責め
がんばれない自分を責め
 
 
いつしか自分のことが大嫌いになっていました。
 
 
過食が止まらない毎日。
毎日、毎日、自分を責めていました。
 
 
ある日、自分は摂食障害なのでは…
と思い、本など読みあさりました。
 
そして、病院に行ってみようと決心しました。
 
母に相談したら…
 
食べることくらい自分でなんとかしなさい。
今はお姉ちゃんのアトピーの方が大変なんだから。
 
と。
 
 
その日以来
私は家でしゃべることも笑うことも
泣くことも怒ることもしなくなりました
 
 
そして、本などで得た知識から
摂食障害になったのは
母のせいだと思うようになりました。
 
その頃から、母を憎み、許せない思いが
大きくなりました。
 
 
勉強もしんどくて、過食もとまらない。
誰にも相談できない。
 
もう、早くいなくなりたかった。
 
 
大学の思い出は
過食と勉強だけしかありません。
 
 
 
卒業して、薬剤師国家試験を受験。
 
国家試験前3ヵ月は1日12時間以上勉強。
 
どんなに勉強しても不安で不安で・・・
とにかく自分を追いつめていました。
 
そのせいか、国家試験翌日
過呼吸を起こし、意識を失って
病院へ運ばれる事態。
 
そんな自分をまた責め
自分をすごく追いつめて苦しかったのに
その出来事を笑い話にしていました。
 
 
 
本当は、それほど大変だったんだね・・
一生懸命がんばったんだね・・・・
 
って認めてほしかった。
 
それなのに自分で自分を認めること
すらしてなかったのです。