遠隔転移後は『緩和的抗がん剤治療』 梅澤充医師のブログより1 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

私は、未だ、目に見える遠隔転移を
しておらず、
遠隔転移後の治療は経験がなく、
自らの経験を語れませんので、

「治らない癌」を長年、極少量の抗がん剤
による個別医療(保険診療)で
治療し続けていらっしゃる
梅澤充先生のブログを
転載させていただきます。

(本記事掲載当日に転載許可のお願いをし
  翌日には許可をいただいていたのですが、
  当方の別件ご批判対応のためにも、
  初期治療に関する説明が先になり、
  記事の流れの順序として、 
  ようやく、遠隔転移のところまで
   辿り着きましたので、
   このタイミングでの転載になりました)

梅澤先生より:
    私の記事はどう扱っていただいても
    構いませんが、
    事実をお書きになって下さい。
    私はブログ上で『事実』しか
    書いておりません。

    梅澤先生の『事実』の文章を
   そのまま転載いたします。
   文字の大きさだけ、私の意図で一部
   変更しました。

ーーーーー

2017年8月28日

治らないことがエビデンスである
にもかかわらず
  「治ることまでは難しい」
なる、名台詞を駆使して、
患者さんの勘違いを誘い、
標準的に死へ向かうイバラの道を歩ませる、
あまりにも理不尽な儀式が、
標準になりつつある現実は、
悲しい限りです。

現在の医療知識では、
治らない現実は、
変えることはできません。


数十年後には、
がん治療の歴史上の汚点として、

後世に伝えられることにはなると思いますが、
極めて残忍とも思われる副作用を伴い
しかも確実な死が約束されている、
治らない癌への標準的な儀式の執行が、
日本では一般化しつつあります。

日本にしか存在しない不思議な、
インフォームドコンセントの上に
それは執行されます。

ステージⅣ、手術後再発などの末期がんは、
治りません。

しかし自覚症状もなく、
普通の生活を送っている患者さんは
少なくありません。

治らないのであれば、
標準的に大量の抗癌剤を使う儀式ではなく、

頻回に敵であるガンの姿を
確認しながら、

先ず、副作用が出ない
という程度の量の抗癌剤で、
治療を開始して、

副作用が容認範囲であり、
敵の増大が確認されなければ
それを継続すればよし。

副作用は無いが、
効果も無いのであれば、
薬剤の増量や変更を考える。

効果は認めるも、
副作用が強ければ、
更に減量する。

輝けるいのちを楽しむこと
ができる範囲での副作用で、
治療を進める。

がん治療では、
経済的な側面も考えると、
副作用がまったく無い治療は存在しません。

また、細胞障害性あるいは殺細胞性と
云われる、いわゆる「細胞毒」では、
副作用は絶対的に存在します。
標準の10分の1の量でも、
1週間寝込んでしまったという患者さん
もいます。
標準では言わずもがなです。

日本で使われている多くの薬剤の
添付文書(指示書)には、
「適宜増減」と記載されていますが、
すべての細胞毒では、
「適宜減量」
と記されています。
「増」の文字は観えません。
その量が、MAX
ということです。

厳しい副作用に耐えても、
固形ガンは治りません。

治らない病への治療で
苦しんだなら、
その患者さんは終生
苦しむことになります。

「そんな量では効かない」が、
腫瘍内科医の常套句ですが、
彼らは「そんな量」は絶対に使いません。
「エビデンスの無い治療 = 効かない治療」
とみなしているようですが、
「経験の無い治療 = 効かない治療」
でもあるようです。

また、
「そんな量では耐性ができてしまうだけ」
と言う閻魔様もいますが、
効かないのであれば、
耐性はできません。


彼らの説からは、
標準の10分の1、20分の1の薬剤で、
10年を超えて治療を続ける
末期がん患者さんが、
何人も出てくるのは説明不能です。

偶然だけでは説明できない数であり、
必然の経過があります。
治らないことが判明している
患者さんでは、
はじめから緩和的な治療
無難です。

以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。

※梅澤先生が貼られている別記事のリンク
   (水色字)はリンクを省略しました。
  梅澤先生のブログを直接ご覧下さい。
  今後も、いくつか記事を転載させて
  いただく予定です。

ーーーーー

因みに、初期治療時、2回、
セカンドオピニオンをお願いし、丁寧に
お断りのお返事をいただいております。

1回目は、遺残癌に対して、何か追加できる
抗がん剤治療はないか (個別医療への期待)

2回目は、ハーセプチンを1年を超えて
継続できないか

従って、今のところ
私は、梅澤先生の患者ではなく、
直接お話したことはありません。

主治医にも、梅澤先生には2回セカンド
オピニオンを断られたことも話しており、
何だかんだ言って、私は病院にも主治医
にも恵まれており、
また断られたら三好先生のところも
聞いてみるかも、
(高野先生も見つけたし、、)
と話してしまう、失礼な患者てすが、

本音では、主治医が私の納得のいく治療を
してくれて、死亡診断書まで書いて欲しい
と思っています。
緩和病棟もなく、緩和専門医でもないので
現実問題、難しいのでしょうが、、。
(患者の死まで診てはじめて、医療、医師
  と呼べて、信頼関係が築けるんじゃないかな
  と個人的には思います、、、)

あっ、それから、炎症性乳癌の
じゅりあさん(HER2陽性)は、
ステージ4だけど、まだ進行癌で、
ハーセプチン+パージェタ+αで
根治できると私は思って
(信じて)います。

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