スーパームーンってなんじゃらほい。


お月さまが地球に、いっちばん近づいてきて

そんでもって、いつもよりもでっかくてまんまるな

お月さまが拝めるんだそうな。


へえええええ。

だけど、琵琶湖のプラネタリウムにて

殿が解説くださった中に、


「月は年に3.8センチづつ、地球に近づいてるんです。」と

どのみち、毎年微々たる距離ではあるが

月と地球間は縮まってるそうなので

少なくとも毎年3.8センチ分づつは、見た目が成長してってるんでしょうね。




世間がそのように、スーパーなお月さまについて

話題騒然となっていることを露とも知らずに

昨晩、お風呂から出て

さて、布団に入って寝るべーーと

お部屋の電灯を消したところ、

なんだか窓の外が、異様に明るいもんだから

「ナニゴトか??」と、

カーテンを開けてみて、あら、ビックリ!!



昼間か!と見違うばかりの見通しの良さっ。

とんでもなく煌々と降り注ぐ月光の、その粒子が束となり

我が家の周囲の風景を、ところかまわずサーチライトの如くに

くっきりと、浮かび上がらせてるではないですか!




満月が既に、遥か中天にあり。

太陽はなかなか、直接見ようとすると目が潰れる危険性がありますが

その点、お月さまはいくら神々しく光り輝こうとも

くっきりと、その全容を惜しげもなく我らの目の奥のフィルムに

撮し取ることを、鷹揚に許してくださいます。




ぽっかりと、悠々と

明かりを放つお月さまの周りには、いつもの星たちの姿も

すっかりとなりを潜め、離れたところにふんわりと

白い影法師みたいな秋の雲が広がっている。


すっきりと、邪魔するものなく広がった夜空は

月の明かりを空気が拡散することで

なんだか、とても不思議な色合いを醸しだすのですね。



明け方にも似た、うっすらと白味を帯びて来る

夜の闇をぼやかしたような、生まれたての「青」の下で

川向こうのお宅の屋根瓦も、停めてある車のボンネットも

奇妙なことに、昼間の光よりももっと鮮明に

銀色の光を帯びて、浮かび上がっているのです。



ほんのわずかな外灯のみが、いつもはぼんやりと照らしてる

田舎の曖昧な風景を、あのたった一個のお月さまの威力で

まったく違う世界へと、変貌をさせてしまうのだから

確かに、この月明かりというのは

生物の本能に、あらゆる影響を及ぼすのでありましょう。





その昔、夜がもっともっと真っ暗だった時代には

お月さまの光が照らしてくれるモノたちは

今よりもうんと、妖しく美しいモノとして

人々の目に映り、だからこそたくさんの物語たちが生まれ

語り継がれてきたのだろうね。





まさやんのアルバムに「るなちっく」ってありますな。

「狂気」を意味するんだそうな。

わかるわかる。

キモチがちょっとばかし、あらぬ方向に浮遊してきそう。






こんな明るい夜は、眠ってしまうのが勿体ないぐらい。。。



と思いつつ、お布団に入って

朝までグッスリ~~~でしたとさ。












仲秋の名月と、一斉に咲き始めた彼岸花の群れ。



今年の秋の到来は、いつもより少しばかり早いようです~~満月