採用は。。。

人材業界のとある会社の会長と会食。


ダイレクトリンク時代から懇意にさせて頂いており、
ちょっとしたことでもいつも気にかけて頂いている。


もう年齢は定年間近。
でも、ぜんぜんそんな気配は感じない。


風格から漂う気品も感じるぐらいだ。
そんな方と表参道でサシ飲みになった。


ある人に紹介された表参道にもかかわらず
とてもお魚のおいしい店。「吉成」
http://r.gnavi.co.jp/a848000/

マグロに脂がのり過ぎているといっても過言ではないくらい
ビックリしてしまうようなものを仕入れてくる。


いつものようにたわいない話や、
その方の若い頃の武勇伝(正直今の若い人には絶対出来ない)
仕事の色んなことを相談したり。
そこでふと、おもむろに聞いてみた。


「採用って難しいですよね。
 採用っていったい何ですかね?」



そんな私の中途半端な質問に、
迷うことなく答えてくれた。



「採用は『命懸け』だね。」



とても単純でストレートな響きだった。
それと同時に、心に稲妻が走った。


その方が発したからか、
その言葉に重みがあったのか、
それはそれは、とてもとても、
心に響きました。


採用は『命懸け』。


いたって当たり前の事ですが、会社には人がいて
その人たちが活き活きと働いていて、
一生懸命、会社の目標に向かって、
そして、自分の目標にも向かって、
それを重ね合わせながら頑張っている。
そして、その頑張っている事自体が楽しい。


そういう人が会社にいれば、
自然と雰囲気も良くなるし、
みんなが頑張ろうという気持ちになる。


そしてそれが重なり合って
収益という形となって跳ね返ってくる。


逆に活き活きと働いていなくて
目標もなくて、なんとなく生きていながら
世の中の不平不満を言っている人が
会社に一人でもいれば
それは、活き活きと働いている人を
生き埋めにするような雰囲気が蔓延してくる。


採用一つで会社というのは大きく影響を受けるものです。


採用とは単純に業務をこなす人がいればよいという話ではない。


一緒に仕事をしていく仲間を増やす、
それは、
家族を増やすという事に、
一緒に幸せにしたいと思う家族を増やすという事に
とてもとても等しい事なのです。


そういう家族を守り、増やしていくという事は、
『命懸け』ということだと解釈しています。


とても良い言葉を頂きました。
胸に刻んでおきます。

ありがとうございました。


電車もない時間にタクシーに乗ろうとすると
ワンボックス型のタクシーが。
http://www.hinomaru-taxi.com/service/wagon.html


ちょっと面白そうなので乗ってみました。
料金も普通のタクシーと同じ。
こんなのあるんですね。


とてもゆったりとしたスペースの中で、

「採用は『命懸け』だね。」

この言葉についてずっと考えながら
岐路に着きました。