1週間前、アイスリボンのニコニコ生放送『アイスリボン情報局』で今回の横浜プロレス祭りは全大会一括してニコニコプロレスチャンネル(ニコプロ)が配信しますとアナウンスがありました。

 

資金繰りの関係もあり今年の横浜リボンは原則現地観戦を断念し、生配信の視聴を予定している私はこの時点では単にそうかという感覚で、いずれにせよ後は配信費用がどうなるのかということだけを考えていました。

 

ところが翌日のお昼、道場マッチに向かう途中Twitterをチェックしていたらニコプロの公式アカウントで「横浜プロレス祭りはKIPSで配信します」という呟きが。正直これには焦りましたね。予定していた配信レートよりも高いのは勿論支払い方法が全然違うからです。

 

ニコプロやアイスリボンチャンネルを含めてニコニコ生放送の課金はクレジットカードや携帯キャリア決済の他にファミリーマートで発行されるニコニコポイントや各種プリペイドカードが利用出来ます。唯一の難点は最低でも500ポイント単位なのでギフトなどで端数が生じた際にはそれがそのまま残額として置かれてしまう事です。

 

ところがKIPSは支払い方法がクレジットカードと銀行振込のみ。世間的に5連休の初日に言われてもクレカを所持してない私は焦りましたね。帰り道Wi-Fiが利用出来る施設に立ち寄り、まずはau payのプリペイドカードの番号を入力してデビットカードとしての支払いが出来ないかと思ったのですが認証されずクレジットカード決済を断念。となると後は銀行振込のみ。スマホを駆使して普段利用している金融機関のサイトからなんとかインターネットバンキングでの入金が可能である事を確認。1回目は通常設定で当然翌営業日入金と表示されキャンセル。2回目に即時入金の手続きをした後に振込んでようやく手続き完了。無事に当日生視聴する事が出来ました。振込手数料負担の為にアイスリボン3大会一括で振り込んだのですが、後日通帳を見ると各大会毎に送金した事になっているのは何とも言えませんでしたけど。

 

2月の後楽園ホール大会でもこのプラットフォームを使っていたのですが、現地観戦しているのと配信レートが高かったので(4月のアイスリボンチャンネルの2倍以上)なので視聴してませんでしたけど、今回は想定の3割高でしたし何より背に腹は代えられない状況でしたから振込手数料を考えるとキツい出費でしたけど、視聴出来て良かったです。

 

さてニコプロがKIPSに委託している理由に画像の良さを強調しています。で実際に視聴してみるとスマホやタブレットだとある程度の明暗しか判別出来ないのですが、PCをテレビに繋ぐと鮮明に出ます。初日2日目に近くのBAR045からアフタートークをニコプロで配信していましたが、KIPSがまさにライブ感がある画像なのに対してアフタートークの時のニコプロの画像はロケの収録なのかと思う程の違いはありましたね。フルスクリーンもKIPSは通常サイズで表示されるのですが、ニコニコ生放送だと125%に拡大して手動で微調整しないと同じような画像サイズにはなりません。

 

ただ問題点もあるようです。それがコメント関係。投げ銭は独自の応援チケットがあるから良いとしてコメントに関してはニコニコ生放送は匿名性が高いので相当数のものが寄せられるのですが、KIPSは入金後に送信される配信チケットメールの名前がそのまま利用されるのと画面表示がされないからか、あまりコメントはないようです。私自身殆どコメントをする事がないからあまり影響はなかったですけどね。

 

この先アイスリボンの横浜武道館大会が行われるだけでなく、来年の横浜プロレス祭りも横浜武道館で合同興行の形で行われる事が発表されました。恐らく今回よりも高いレートで配信されるものと思われますが、この画質で提供されるのであれば可能であればその際も視聴してみたいですね。そう思わせる配信でした。