大塚いわおさんという方のホームページで興味深い男女の考察を見かけました。

この方、学者ではないので、考察はまったく彼の個人的考察だと思います。データが特にあるわけでもないと思いますが、考察自体は十分考えるに値する物だとおもいます。

もちろん彼の説によってすべてが説明されるわけではなく、、、ですが、かなりつっこんだ考察で興味深いです。

生物学的貴重性と性差(クリーム-パン図式)について

「保身の性」「護衛・自衛の性」-女らしさ、男らしさの検討-


さて、彼の説によると女性の価値のほうが男性の価値より高いということです。それは男女の生殖機能の性質に基づいた説であり、

卵子の数が精子の数より少ない

イコール

卵子の方が貴重

イコール

女性の方が貴重

という方程式になっています。

つまりは男性の価値はその男性の精子の運命並みの価値しかない、というわけです。というのも、莫大な数の精子のほとんどは死んでゆく運命だからです。

女性が減ると子供ができなくなるが、男性が減っても子供が減る訳ではないですからね。つまり、女性の代わりはないけれども、男性は代わりは腐るほどあるというわけです叫びその希少性から女性が保守的・保身的であるのは当たり前で、男性は貴重品である女子供も守るために死んでなんぼ。女性は配偶者が死んだら、自己保身のために迅速に代わりを見つけるとも言っています。非常に興味深い論ですね。

実際、ライオンのハーレムなんかでも、メスは一夫多妻で同じオスの子供を作りますが、そのオスが若い別のオスとリーダーシップ闘争になったときに、メスは誰一人現在君臨しているオスを助けようなどとはしません。どちらが勝とうがメスには関係ないらしいです。別なオスが勝つと単に鞍替えするだけなのです。

人間社会では「愛」や「情」が語られますが、実のところ女性の行動は究極のところ動物的本能に従うように思います。

つまり、社会的には情から夫に付いているけれども、自分の身が危なくなった場合女性は容赦なく自分の保身優先で鞍替えできるように生物学的にできているのです。その反対に男性は希少な卵子をもった女性を守るために精子のように犠牲になって死ぬ運命。死んでしまえば、他の男性にその座を引き渡します。

なかなか納得ですねーひらめき電球

昔は未亡人は一生「喪に服す」みたいな、生物の原理に逆らった社会風習などもあったりしましたが、女性の希少性が高くなればなるほど、少子化が進めば進むほど、元来の多数の精子が一つの卵子に群がるように、多数の男性が一人の女性を支えることになりそうな、、、グッド!

そして女性の自己保身に基づく、「自己の貴重視」「安全第一指向」「前例、退嬰指向」「権威追従指向」「心理的集合・密集・一体化」「スケールの小ささ(限定分布性)」などの女性の特徴、そして反対に「自己の非貴重視」「リスク、危険、未知指向」「心理的分離」「スケールの大きさ(広域非限定分布性)」などの男性の特徴を考察しています。

確かに、、、。

しかし、現代は原始社会ほどは物理的・外的不安要因は少なくなっていますので、女性でも知的な部分では男性の特性と基本定義づけられる性質に富んでいる方も多く見れるようです。特に、リスク、危険、未知指向」「スケールの大きさ(広域非限定分布性)」「注意の遠隔・空間・大局性」に長けた女性は今日少数ではないと思います。ビジネスや探検で未知数なことにチャレンジする女性も多い事ですし、女性でも世界を股にかけて活躍している方も多くおられます。

反対に、男性でも女性的特徴を発展させている傾向も無きしはあらずですね。「安全第一指向」 「権威追従指向」「責任回避」な男性も多くなってきているのではないでしょか??


Merci beaucoup
みやび