アドルフ博士が砂漠で実施した有名な実験がある。数人の
被爆者に脱水症状が出るまで砂漠を歩いてもらい、その後
真水を飲んでもらった。ある程度まで水を飲んだが、私と同じ
ように、途中から飲めなくなってしまった。真水では脱水量の
回復がうまくできないことが分かった。
なぜだろうか。 森本 京都府立医科大学教授(当時)らが
ネズミを使った実験で明らかにした。ネズミを体重の7%の割合
で脱水状態にさせた。その後真水を与えたが、途中で飲むのを
止めてしまい、脱水快復率は50%にとどまった。
同じネズミに、血液と同じ濃度の電解質を含む水を与えると、
脱水率が100%回復した。脱水状態時には真水を飲んではいけない
スポーツ飲料や塩分を含んだ水を飲まなければならない。
子どもが熱を出したり下痢をしたりすると、小児科医はすぐ
スポーツ飲料を飲ませる。子どもの体の大部分は水で、新生児は
体重の80%、幼児では70%を占める。水分の10%が失われると
危機的な状態になり、20%が失われると命を落とす。
小児科医は子供の脱水状態をすばやく回復しようとしている
というわけだ。
(人間総合化学大学教授 藤田 紘一郎)
被爆者に脱水症状が出るまで砂漠を歩いてもらい、その後
真水を飲んでもらった。ある程度まで水を飲んだが、私と同じ
ように、途中から飲めなくなってしまった。真水では脱水量の
回復がうまくできないことが分かった。
なぜだろうか。 森本 京都府立医科大学教授(当時)らが
ネズミを使った実験で明らかにした。ネズミを体重の7%の割合
で脱水状態にさせた。その後真水を与えたが、途中で飲むのを
止めてしまい、脱水快復率は50%にとどまった。
同じネズミに、血液と同じ濃度の電解質を含む水を与えると、
脱水率が100%回復した。脱水状態時には真水を飲んではいけない
スポーツ飲料や塩分を含んだ水を飲まなければならない。
子どもが熱を出したり下痢をしたりすると、小児科医はすぐ
スポーツ飲料を飲ませる。子どもの体の大部分は水で、新生児は
体重の80%、幼児では70%を占める。水分の10%が失われると
危機的な状態になり、20%が失われると命を落とす。
小児科医は子供の脱水状態をすばやく回復しようとしている
というわけだ。
(人間総合化学大学教授 藤田 紘一郎)
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