湯浅美和子オフィシャルブログ「miwacollection」Powered by Ameba

昨晩、曽野綾子さんの「人間にとって成熟とは何か」を読み、
今日からの心構えを変えたくなるほど刺激を受けました。

この本の帯には
「憎む相手からも人は学べる あきらめることも一つの成熟」
と書かれていました。

私はこの帯を見て、心のバランスを保つ処世術のような内容を期待しました。
人間には感情があって、時にそれは良い方向ではないこともわき出てしまう。
そんな気持ちが心にタムロした時、
人を羨んだり、起こった不運を周囲のせいにしたり・・・。
とってもダサい自分が存在してしまう・・・。
いやだけど、私にもそんな時があります。

「憎む」を広辞苑で調べると
感情を傷つけ逆なでするものに対し、不快感・抵抗感を持ち、
時にそれをことばにし、そのものをやっつけたいと思う意
とありました。

出会う人、み~んな好きになることができればよいのですが
相性と言いますか・・・。それが合わない=気に入らない!
気に入らない人が気に入らないことをするともっと気に入らない!

私の日舞の先生が以前おっしゃっていたのですが
例えば・・・。
・舞台のチケットを予約していたのに当日に来なかった。
こういう人を信用できませんと・・・。
・みんなが使う控室なのに私用の携帯電話で話しをしたり充電をする。
お行儀のガサツさと仕事場への敬意のなさを感じますと・・・。

私もこの手のタイプの人はとてもにがてです。
一事が万事だと思ってしまうので、
接すれば接するほど「気に入らない」ということが出てくるような気がします。

日舞の先生も、
10代、20代でまだかわいげのある子なら優しくアドバイスしてあげるけど
30代、40代でそれなら厄介!言う気にもならないとのことでした。

先生が言いたかったのは全体の中の自分の立ち位置!
自分の行動が誰かに迷惑をかけるということを俯瞰で見ることができない、
そんな未熟な大人は
どんなにきれいな着物を着ても化粧をしても中身がないと・・・。


話を曽野綾子さんの本に戻しますが
読みながら私の日舞の先生の事を思い出したように
上記内容と同じ縦軸のもと「未熟な大人」を制する内容が綴られていました。

なかなかの辛口で、
これは日本を代表する作家であり、
数々の功績で社会(世界)貢献している曽野綾子さんではないと書けない!
と思う程、関係者が読んだらびっくりするのではという部分もありました。

霞が関バサリ、野田聖子さんバサリ、田中眞紀子さんバサリ、
AKB48バサリ、オリンピック誘致新聞広告バサリ・・・。
バサリ、バサリ、バサリなのですが、
読んでいくと自分自身がバサリと斬られているようで・・・。
自分を省察し、改めると言いますか・・・。

うまく言えないのですが時に自分の気持ち同士がぶつかるような矛盾には
こうやって切り替えようと思えるような感じで・・・。
自分の中の嫌いな自分と「和解」したような爽快感を抱きました。

悩む相手からも人は学べる
諦めもひとつの成熟
礼を言ってもらいたいくらいなら、何もしてやらない
他人を理解することはできない
人間の心は矛盾を持つ
正しいことだけをして生きることはできない
自分の不運の原因は他人と考える不幸
他人より劣ると自覚できれば謙虚になれる
本当に力のある人は威張らない
自分の立場を社会の中で考えられるか
人生は最後の一瞬までわからない
いいだけの人生もない、悪いだけの人生もない
等々・・・。響きました。


社会の中の自分・・・。
自分が生きやすいだけではなく、周囲の中の自分。
人々が個々で持つ人生の「主人公」の個々があることを忘れない自分。

そして・・・。
自分の在り方次第でこわいことはなくなっていく・・・。

人間を磨きたいキラキラ

強く強く感じる本でしたアップ



今年はいろんなことがあって、随分いじけて・・・。
このブログでもそんな心を吐き出してしまったこともありましたね。反省。
そんな私なのに、このブログを読んでくださっている皆様がいてくださる。
いつもいつも支えられています。
ありがとうございます。

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