大明山本圓寺 |  三浦の村の写真館

 三浦の村の写真館

   海に囲まれた、三浦の村の写真を撮りながら、たまには隣り村に出掛けたり、若き日の昔話に耽りたいと思います。

先日(1月28日)は、葉山の木古庭にある、本圓寺(ほんえんじ)へ行きました。
1月19日には、この近くで、「木古庭公園のどんど焼き」←(クリック)を撮影しましたが、その時に、大きなお寺を見掛けたので、その後、Webで調べた所、本圓寺である事が分かり、早速、バスで訪ねた次第です。

こちらが、山門に続く石段と「日蓮大聖人 御霊跡 本圓寺」と彫られた、大きな石柱です。
こちらは「花の寺」との事なので、これからも訪ねる機会があると思いますが、門前には大きな駐車場があるので、次回は車で来る事にしましょう。


本園寺1



山門には、山号である「大明山(だいみょうざん)」と書かれた、扁額が掛けられています。

本園寺2



こちらが、山門です。
しかし、その前の大きな看板と、右側の青い自販機が、古びた山門のムードを壊していますね。ショック!


本園寺3


こちらが本堂です。
縁起によれは、建長五年(1253)に、房州清澄山で開宗された日蓮が、当時の幕府の地、鎌倉へ布教に向う途中に、この地に逗留して法縁を結び、その後、延慶三年(1310)に、孫弟子の日印により、ここに日蓮の仏像を安置し、開山としたそうです。


本園寺4



本堂には、「本圓精舎」と彫られた、扁額が掛けられています。
精舎(しょうじゃ)とは、仏道に精進する者が住む舎の事で、「祇園精舎の鐘の声 諸行無情の響きあり」と言う、平家物語の有名な冒頭句があります。


本園寺5



江戸時代には、徳川幕府のご朱印寺として繁栄しただけあって、仏壇の飾りは、目を奪うばかりの豪華さです。
ご朱印寺とは、将軍から朱印状の発給を受け、領主として、公儀の待遇を受けたお寺の事です。


本園寺6



本堂の廊下には、半鐘(小鐘)が吊るされています。
長柄の福厳禅寺では木板でしたが、こちらの半鐘も同じ用途で使われるのでしょうか。


本園寺7



山門の近くには、立派な鐘楼があり、お題目の「南無妙法蓮華経」と鋳出しされた、梵鐘が吊るされています。
除夜の鐘では、この梵鐘を突く度に、その音色が、お題目を唱える事になるのでしょうか。


本園寺8


-参考資料-
こちらが、本圓寺の本堂の屋根を斜めから撮った写真です。
瓦が流線形に加工されて、なかなか凝っています。
それにしても、良く気が付いたものです。


本園寺9


                    ペタしてね