台風でも倒れない稲 | 島くらしの手帖 瀬戸内海・周防大島編

台風でも倒れない稲

 

2016年9月20日(火)午前中にやって来て、午前中に通り過ぎた台風16号、

 

かなり強い雨、かなり強い風だったけど、うちの田んぼはどこも無事だった。

 

 

「台風でも倒れない稲」というと耐倒伏性に優れた品種のように聞こえるけれど、

 

うちで育てているのは、西日本に多い品種のヒノヒカリ。普通の稲。

 

周防大島に来て米づくりをはじめるときに町内で譲っていただいたもの。

 

2013年から4年目の米づくりになるが一度も倒れたことが無い。

 

毎年これくらいの時期に何度か台風に襲われるけれど、今のところ大丈夫。

 

風で倒れるほど頭が重くなっていない(=それほど育っていない)という話もあるが、

 

台風が過ぎてから頑張って大きくなってくれているような気もするし。

 

田植え後、周囲の田に比べるとがっかりするくらい成長が遅いのは、

 

足元の成長に時間をかけているんだから大丈夫と自分を励ましてみたりもしたけど、

 

台風で倒れないところを見ると、ちゃんと意味があったのかなと思ったりもする。

 

こういうのってスピリチュアルな部類ですか?

 

妻に言わせると「疎植で風通しがいいから」らしいけど、

 

過肥料でなく、密植でなく、というのは、倒れにくい理由としては的を得ている

 

ような気がする。

 

無肥料・無農薬というのは、いろいろメリットがありそう。


 

ゆっくり育つ我が家の田んぼは稲刈りまであと1ヶ月くらい。

 

このタイミングで結構目立つヒエがあるので、金曜日からぼちぼちヒエ取りをしたい。

 

この週末、久しぶりに会った人たちから「今年の出来はどう?」と訊かれること数回。

 

そのたび「刈ってみんにゃわからん」と答えていたたけれど、

 

今日の田んぼの気配で言うなら、

 

かなり良さそう

 

な気がする。

 

昔ながらの稲刈り体験会 2016年10月22日(土)午後1時より周防大島町西三蒲にて