【小説】本命チョコの行方(1ページ目) | 携帯小説作家~美羽(miu)~電子書籍にて好評発売中です

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一年に一度。
甘い匂いに包まれる日。

そう、今日はバレンタインデー。



幼馴染の神崎 奏と、めでたく結ばれました。
あれから月日は経ちまして、今日はバレンタインデー。


毎日、夜ご飯を食べに奏が私の家に来るから、作るチャンスは夜中。
おかげさまで、寝不足気味・・・。

友チョコも作ったりしていたので、余計に時間がかかってしまった。
奏には、先に行ってもらったので一人で登校中。

久々に別々で登校したなぁ・・・・。
なんか、ちょっと新鮮かも。


学校につき、教室に入ると女子がにぎわっている。
そして教室中に広がる、甘いチョコの匂い。

机の上や、女子の手には色鮮やかにラッピングされた、チョコレートたちが。
軽くため息をついて、自分の席に向かう。