実際に体験したりその立場になってみて初めて分かること、というのがある。
訪問リハ業務に従事するようになって、今まで気が付かなかった様々な発見に出会ったが、今日はそのひとつをご紹介したい。

訪問のために乗ってきたチャリンコは大抵患者宅の前に駐輪するわけだが、そこが直射日光の当たる日向の場合には注意が必要だ。
灼熱のこの季節、30分なり60分停めておいたチャリンコのサドルはギラギラと照りつける陽射しで尋常ならざる高熱を帯びている。いざ出発とこれに跨がると、肛門および直腸が激しく加温され、逃れようもない不快感に襲われる。
真夏の炎天下に身体を内側から芯から暖められる拷問。一瞬で全身から汗が吹き出るその熱伝導の良さはまさに目も眩む驚きだ。

~真夏のチャリンコ 日向に置くべからず~

逆に真冬にはこれを逆手にとり、肛門を直接加熱することで効率よく暖を取れるか各自実験してみて下さい。