昨日10月10日10時に、次男坊が誕生しました!
母子ともに産後の経過は良好で、今は産院で療養しています。
1:30 妻が陣痛を自覚。入院に向けて身支度を整え始める。
3:00 妻に起こされて起床。自分でも驚くほどに一瞬で目が覚める。
3:30 寛大を両親に預け、ボクらは産院に到着。分娩室に通され、助産師さんがせわしなく準備を始める。すでに子宮口は7cm(max10cm)に開いているとのこと。しかし妻にはまだまだ余裕があり、2人で室内のテレビをボーっと見ていた。
5:00 赤チャンが下りてこないので歩いてくる言い出し、妻が院内をグルグルと徘徊し始める。効果のほどは不明。
7:00 ボクはいったん帰宅する。「9:00になったらDr.の診察を受け、まだ出てこないようなら一度退院しましょうか」と助産師さんに言われる。寛大のときはここからとてつもなく長い時間がかかったので、妻もいったん帰宅することになるだろうなぁと思っていた。
8:40 両親や職場への経過報告と朝食をすませ、再び産院に到着。妻は予定よりちょっと早目に診察を受けていた。6:30の時点よりも陣痛は強く間隔も短くなってきているようで、どうやらこのまま産まれそうな様子だ。だいぶ痛々しい感じだったが、それでもまだ自分で階段を登って分娩室に向えた。
9:10 あらためて分娩の準備が進められる。妻はベッド上座位になり、時折強くなる痛みに「イタタタっ」と顔をしかめていた。しかし寛大出産のときのビッグウェーブに比べればまだまだ序の口。はた目にもそれがわかった。産まれるのはやはり午後以降になるなと感じていた。
10:00 お腹の張り具合をモニターする針の振れにあわせて、痛みが強くなってきた。妻は横になり、臨戦態勢を整える。助産師さん数人が集まってきた。「えっ、もういよいよなの?」という感じだ。聞くと子宮口はもう9cmになっているとのこと。痛みにあわせてイキんでいいよーと助産師さんから早くもGOサインが出た。
10:30 徐々に痛みが増していき、妻は歯を食いしばってがんばっていた。顔を真っ赤にして一生懸命イキむが、もう一息のところでなかなか出てきてくれない。痛む、イキむ、出ない、痛む、イキむ、出ない・・・。そんなことが何回くり返されただろうか。妻の体力が心配になってきた。妻と手を握り、「おい次男坊、早く早く母ちゃんをこの苦痛から解放してやってくれっ」と念を送った。そんなことしかできなかった。
10:45 助産師さんが内線でDr.を呼んだ。妻は目をギュッとつむり、痛みと戦っていた。するとまた更なる痛みが妻を襲う。最後のイキみ・・・、やはりなかなか出てきてくれない。限界か、そう思った直後、ボクらの赤チャンの顔が見えた。間もなく、グルッと回転するように、そしてウソみたいにツルッと、全身が見えた。直ちに吸引機を口につっ込まれると、ウニャーという泣き声をあげて、人生初の呼吸をした。
妻が以前言っていた。「産まれた直後の寛大は、今考えるととても驚いた顔をしていたね」と。なるほど確かに、この子もビックリしたような顔をしている。そりゃそうだよね、ビックリだよね。涙をこらえながらそんなことを思っていた。
11:00 2302g・45.5cm。やや小さかったので、赤チャンは保育器に入れられた。ストレッチャーに乗った妻と病室に戻る。「寛大のときを10としたら、今回の苦しさはいくつくらいだった?」と聞いてみた。妻は「3ぐらいかなぁ」と言って笑った。その言葉を聞いたら、ずっとこらえていたものが溢れてきた。よかった、妻が無事にお産を乗り越えてくれて本当によかった。心からそう思うと、もう止められなかった。
次男の名前は「遼真(りょうま)」とつけました。
これからは家族4人です。