ボクら夫婦+ジジ×2+ババ×2。一家総出で観戦である。
「園児が集中できるように、序盤はできるだけ子供の視界にはいらないところにいて下さい。」と保育園側から事前通達があった。が、それを知らなかったらしき上尾ジジ(うちの親父)はいきなりド真ん中の真正面から寛大に大きく手を振り、バッシャバッシャと写真を撮りまくっていた。妻たちと「わちゃ~」と頭を抱えたが、時すでに遅し。
それまではゴキゲンでリズム体操などをやっていた寛大であったが、ジジがいるのに気づいた途端に周りをキョロキョロ。ついにママを発見し、それからはもう泣きっぱなしだった。
クラスのみんなが練習通り上手に踊ったり走ったりしているなか、寛大は先生にしがみつき「ママ~ママ~!」と連呼していた。
・・・台無しである。
しかし、妻の両親も寛大の成長ぶりにとても喜んでいてくれたようだ。ババは親子でのかけっこやパン食い競争にも参戦してくれた。そこで取ったパンを食べ、寛大はようやくゴキゲンを取り戻した。