今年の大相撲はおもしろくなりそうだ。

まず白鵬の綱取り。夏場所くらいまでに2場所連続優勝して、ぜひ横綱に昇進して欲しい。現時点で朝青龍との実力差は著しいが、千代大海・魁皇・琴光喜らが年老いてきた今、白鵬こそが打倒・朝青龍の筆頭に間違いない。

正統派の相撲で力をつけてきたのが豊真将。技に派手さはないが、堅実な取り口が目をひく。今年は三役あたりに定着して優勝争いにも参加してもらいたい。

続いて琴奨菊。顔は不細工だがなかなか味のある相撲を取る。とくに最近はがぶりを身に付け、四つに組んでからの寄り、そして土俵際での安定感が出てきた。腰の高い外国人力士にかぶり寄りは効果的だろう。期待したい。

そして今ボクが最も注目する力士は、安馬だ。前頭4枚目、体重は幕の内で最も軽い110kg。
いつの時代も小兵力士は人気を集めるものだが、やはり小さくてスピードがあって多彩な技を持つお相撲さんは見ていておもしろい。
加えて安馬はファンをすごく大事にする。先々代貴乃花(若貴の親父)に見習い、立ち会いは絶対変化せず、真正面からぶつかって勝負する。正々堂々と戦う姿をこそお客さんに見てもらおうという心意気だ。
イカスなぁ~。

みなさんも今年は安馬にご注目を。