自宅の庭にある花壇。

眺めるだけで心に平安をもたらしてくれるはずの花壇だが、今は実にヒドイ有様になっている。花壇というより無法植物ワールドといった趣だ。
無秩序に植えられた草花、萎えたハーブ、地を這う謎の植物、人の土地で勝手に繁殖している雑草、伸びすぎた立木、目立ちたがり屋のツツジ。そしてモグラに荒らされた凸凹の土壌…。
まさに無法地帯。思わず目を背けたくなる光景である。

先日やけに大きい葉っぱが開いているなと思ったらフキだった。そんな地味なものを植えた覚えはない。どこの新婚夫婦が新居の花壇でフキなど育てるもんか。

改修計画はこうだ。
まずツツジ並木を全て撤去する。花壇は駐車場の真横にあるので、このツツジにドアの開閉をいつも邪魔されていた。抜いたツツジの跡地には、背の低い木製の格子を並べてみたい。いかにも花壇な感じが出るはずだ。
次に、無秩序に植えられた草花およびハーブ類を全面排除。もちろんフキを含めた雑草類にも立ち退いてもらう。この時点で立木だけが残る。モグラに荒らされた土壌を整地したら、東側のテラスに植えられていたサザンカの木を大移動させてくる。妻の背丈をゆうに越える高さの木なので、簡単にはいくまい。根も深いだろうし。この植え替え作業が今回の計画の最難関といえる。サザンカの植え替えが上手く行けば、とりあえずかなりスッキリするはずである。
それから改めて、そして秩序と計画性を持って、草花やハーブを植えていきたい。

不快と責任を感じさせる花壇から、なごみと平安をもたらす花壇に変身させたい。