8/20 from Dahab


今日は、朝からブルーホールよりさらに奥の秘境へ行くため、早起きして3人で 出発。


ブルーホールまではジープで行けます。

ドライバーとミゲル


ブルーホールは毎朝エサを巻いて魚をおびきよせている、いわば人工的なビー チ。

さらに、多くの観光客によってサンゴが荒らされゴミもたくさん落ちている。


秘境は、ブルーホールから1時間半程歩かないといけない場所で、朝から歩いて も暑さがかなりしんどい。

ちなみにダハブはカイロより暑く、夜でも風が生暖かい程だ。
ハイキング中、ほぼ人に会わない。

誰かに会うとしたらキャメル乗りだけ。
キャメル

迫りくるキャメル
迫りくるキャメル


水もお湯に変わっている頃。

秘境へ

それでも水がうまいと感じる。

砂漠では水が大事だと改めて実感しました。



正直、たった1時間半ぐらいだけど、ここでくたばったら誰も助けてくれない な、って弱気になりました。

日本で運動していないから、体力が完全に衰えてます。



ようやく到着!
秘境の海03

秘境の海

秘境の海02

海、めっちゃキレイ。

これだけで、きた甲斐があったってもんだ。



そよ風がビュウビュウと気持ちいいほったて小屋を借りてダラーっと寝転がる。


秘境の小屋


海の逆側を見ればすぐ荒れ果てた山々。

キレイで恵まれた海とは対照的に、

山側を見れば、よくこんなところに人が住めるな、という厳しい大地。

自分のイメージだけど、チベットの奥地のような感じ。


完全に浮世離れしました。



ナチュラル飯がかんなりウマイ。

でっかい魚、まるまる2匹たいらげました。
秘境メシ


貝殻たち。
貝殻



秘境で唯一まともに英語が通じるおじちゃん。

秘境のおじさん


ちょっとシュノーケリングをしては小屋でゴロゴロして・・・

廃人生活を満喫。

人がほぼいなくて、でっかいプライベートビーチみたいな気分。




帰りは帰りでしんどいけど、行きよりだいぶ短く感じた。

水が満ちてしょうがなく水の中を歩いてみたり・・・



キャメル in the sea

Camel in the sea


キャメル in the sea with me
Camel in the sea with me








ダハブへ帰ってきてから、ミゲルと酒を買いに行く。

酒屋でラムを買ってきて、スーパーでコーラを買う。

そう、ラムコークだ。

お酒が一応禁止されているイスラム圏では、

アルコール類を買うときちゃんと黒いビニールに包んでこそこそ渡してくれる。


ミゲルは、昔刑務所にいたこと、いまはプータローでお金が続く限り旅をしてい ること、などなど話してくれた。

とにかくミゲルは節約派で、日本人よりケチな外国人を久しぶりに見た。

交渉がうまい彼をみて、頭を使えばいくらでも安くあげることができることを 知った。

39歳のいいおっさんだけど、かっこいい生き様だ。

しかし、どこまでケチるべきか、ケチりすぎて地元の人たちとケンカになるよう なことはしたくない、

しかしボられたくもない。使うときと節約するときのメリハリを・・・

旅の中で毎日考えるけどバランスがつかめないところだ。








今日はまだ苦行がもうひとつ。

モーゼが十戒を授かったとして有名なシナイ山に登り、ご来光を拝む、という たっての希望を達成させるために深夜にでかける。

(富士山も登れなかったし)


暑さにやられ、ラムコークが体を周り、昼間のハイキングの疲れと、、、

かなり体調が悪い中、本当に登りきれるか?とまたもや不安になる。



それでも、バナナを食べてジュースを飲めば少しは元気がわいてくる。

登り3時間、下り2時間半の、真夜中のトレッキングは始まった。。。