8/18 Cairo to Dahab


またもや寝坊気味に起きて、移動のための身支度をする。

何だかんだカイロに5日間も滞在してしまった。

楽しかったのも、Merameesホテルに楽しい人たちがたくさんいたからだろう。

もちろんスタッフも愉快な仲間たちだった。


そんなホテルから、今日は偶然にも、自分を含め多くの人がチェックアウトする。

バンコクがアジア旅行の基点となるように、

カイロはアフリカや中東旅行の基点となる都市になっているので、

カイロに集う宿泊者はこれから旅を始める人か、旅をフィニッシュさせる人のどちらかが多い。


そんな感慨深いカイロの宿で、出ていく仲間を見送った後、

これから自分の行く先を考えていた。

あるドイツ人の情報で急遽行く先を変更、紅海沿いのリゾート地『ダハブ』へ行くことに決める。


金曜日の今日は、イスラム圏では祝日。

道端には至る所に絨毯がひかれて、お祈りをする人たちが出てくる。

そうか、Holidayとはホーリーデイ(神聖な日)なのか、と気づく。


コシャリをたらふく食べて移動に備え、宿を後にする。

お世話になったジュース屋で最後のマンゴージュースを一気飲み。




ダハブ行きのバスに乗り込むと、『今日の教え』みたいなビラが配られた。

バスは定刻に発車して順調にダハブへ向かうかと思われたが、

走ったと思ったら途中で何度も止まり、人をピックアップしながらなかなかカイロを出ない。

もういい加減にしてくれと思った頃、エンジンの調子が悪いといってまたまた停車。


すぐ直るかと思いきや、煙がもくもく立ってきてなにやらオオゴトになってきた。

乗客もだんだん怒りだし、バス会社との間でもめていた。

1時間ほどの停車でバスは動き出したけど、カイロからのバスでいきなりトラブルかと思うと、

この先の移動が思いやられる。




深夜にバスは砂漠を疾走する。

爆睡していると、検問らしく何度もパスポートチェックを受ける。

何ひとつ悪いことはしていないのにパスポートチェックはちょっと緊張する。


そろそろ着く頃かな、というときに止まった場所で、バスを乗り換えさせられた。

バスの調子がやっぱり悪いらしく、ダハブまで行かないことになったらしい。

乗客みな激怒。

同じバスで外国人観光客だった者同士も結託して、何が起きているのか情報共有を始める。

このとき、日本人のDAICHIとアメリカ人のMIIGUELと仲良くなる。


結局、違うバスに全員移動させられ、ギュウギュウ詰めに。

いろいろトラブった末、ダハブへ到着したのは朝になっていた。