キミは隅田先生を見たか?
どうも、5月の映画祭にご来場してくださった皆さま。その節はどうもありがとうございました。数ヶ月ぶりのご無沙汰でございます。あれから結構時間が経った今でも、思いがけないような時に、思いがけないところで、ちらほらと映画祭のことを言われたりすることもあったりして、ありがたいやら照れくさいやら。ホント、ありがとうございました。
さて、私事ではありますが、ただいまちょいと思うところがありまして、京都を経由して、博多に来ておる次第。ここのブログで報告するくらいなので、思うところというのは、当然光石さんに関連することなのでありますが。まったく仕事関係の方には「仕事ほっぽらかして何遊んでんだよぉ」ってなモンなので、このブログを読んでいないことを祈るばかり。
博多はさておき、何で京都に行ってきたのかというと、「京都映画祭」に行ってきて、「The ショートフィルムズ」を観たいなと思いまして。「大阪市福島区の朝日放送の新社屋完成を記念して制作されたオムニバス映画。子供をテーマに、阪本順治、大森一樹、李相日、崔洋一、井筒和幸というそうそうたる5人の監督が手がけた」ということなので、もしかしたら東京で観られるチャンスもそうそうないかもなぁ、と思った次第。もしタイミングが合えば、光石さんの映画祭でも上映したかった作品だったわけですよ。
というわけで、光石さんが出演しているのは井筒和幸監督の短編「TO THE FUTURE」。あらすじだけでも笑える内容なので、引用してみると、
「5年2組のホームルームで隅田先生がキレはじめた! モンスターペアレンツやモンスターティーチャーが蔓延する教育現場をブラックユーモアで笑い飛ばす。お調子もののサッツン、天然ボケのヒロポン、ガキ大将のリュウ、学級委員のヨシコ、最近ブラジャーを使いだした水原…。小学生の面々もにぎやか」
つうわけで、光石さん演じる隅田先生が最高です。もはや先生ではなく、悪ガキがひとり5年2組に混じっているといった感じの光石さんのはじけっぷりが最高。「リハビリ刑事」の時も思ったけど、キレキレの時の光石さんって、人を笑わせる芝居のタイミングが絶妙なんだよなぁ。
是非とも「リハビリ刑事」と並べて上映したかったとしみじみ。東京での上映はないのだろうか。そのときには、隅田先生の熱海土産、海草せんべい(だっけ?)をかじりながら、もう一度観たい。
(みぶ)
ハイ!ミラクルズ
何かブログを書くのもずいぶん久しぶりな気もしますが、決してネタが尽きてしまったわけではなく。むしろネタはたくさんあったのだが…。あーあ、何ものにも邪魔されたくねぇなぁ…。今年こそはいい年にしたいなぁ…、なんて7月になろうかという時に言う言葉じゃねぇよなぁ…。
とまあ、そんな愚痴めいた戯言はおいといて。
本日、光石さんが出演する劇団ダンダンブエノの舞台『ハイ! ミラクルズ』がいよいよ初日を迎えました。
実は映画祭期間中は、稽古場から渋谷のユーロスペースに直行して下さったわけなんですわ。そのときも、ことあるごとに舞台の話になり、映画の芝居と舞台の芝居との違いを掴もうとして、模索されてたのが印象的でありまして。
そんないきさつも知ってるだけに、いちファンとして、この舞台は楽しみだなぁ、と。
当日券も発売されるようなので、ご興味のある方は是非是非。
(みぶ)
CREA(クレア)の映画特集担当の方。今からでも光石さん、どうですかね? 何なら僕、記事を書きま
私事で恐縮でありますが、このたび引越しをすることになりまして。かねがね映画祭が終わったら引越しをしたいと思っていたので、いよいよ念願の、というところなのでございますが、その前にいろいろと私生活の清算をしなくてはならないことも多いわけでございまして。モテモテ君の毎日は大変なんよ。
なーんて思わせぶりに、明らかに嘘だとバレてしまうようなことを書く前に、早く映画祭の清算をしろ! 報告書を書け! とスタッフから言われそうな予感もしてきたので、映画祭を振り返るわけですが。
この映画祭を総括するために、過去の資料をひっくり返してみたりしているわけですが。光石さんの映画祭をやろうと決まったのは、今年1月の初旬だったか中旬だったか。
んでもって、その流れで企画書を作成したわけだが、そこでターゲット層を以下のように書いてみたんだった。
「映画ファンはもちろんのこと、テレビドラマ『Dr.コトー診療所』『時効警察』『1ポンドの福音』、もしくは映画『めがね』などで光石さんの顔に触れたような女性層にも光石さんを祝福してもらえるように集客を進めていく予定」
そうだそうだ。基本、女子をターゲットに映画祭のカラーを決めていこうと始めたんだったっけ。周りの人からは女子向けなんてありえないとか、光石さんは映画マニアに訴求するべきでしょとか、いろいろアドバイスを受けたけど、
「光石研さんは女子に人気がある。つうか出してみせる! 目標、CREA(クレア)の映画特集!!」
今思えば、えらい根拠の無い自信が自分の中にあったなぁ。何だったんだろ、あれ。
しみじみと遠い目。
(みぶ)
松岡錠司監督に会ってきた
松岡錠司監督の『歓喜の歌』は、劇場公開時は期待ほどヒットしなかったらしいが、役者の面白さが堪能できるウェルメイドなコメディだ。改めて観てみたけど、ホントに面白い。
映画祭から割と間髪を空けずに、松岡監督にお会いすることが出来た。DVD発売関連の取材だった。
「その節はどうも…」などと挨拶したりすれば、「何だ、お前は! 何でここにいるんだ!」という話になり、「本職はライターなんです」と返せば、「お前に本職があったのか?」「すんません。職業は光石ファンなんですけど、食い扶持も必要なモンで…」、なんて微笑ましいやりとりを繰り返したりして。
松岡監督は、相変わらずサービス精神旺盛にいろんな話をしてくれる。オイラはただゲラゲラ笑って話を聞いてればいい。
帰りがけ。本当は「映画祭でお世話になった人に恩返しをするためにいい原稿を書きまっせ! 松岡監督!」 と元気よく声をかけようと思ったけど、ついつい馴れ馴れしいかな、なんて照れくさくなってしまい、「松岡監督もお元気で」みたいな感じで声をかけてきた。
おそらく自分の本意は伝わらなかっただろうと考えると、とても残念である。
(みぶ)
パンフレット送りました
昨日はスタッフで集まって、コメント、ゲスト等でご協力いただいた方にパンフレットを送付するという作業をば。
のりをペタペタ。シールをペタペタ。
黙々と作業を続けていたら、9時前には作業が終わったりして。
今までなら11時過ぎまでギリギリ粘って、何とか無い知恵を搾り出して、みたいな会議を続けていたんで、何だか拍子抜けするくらい平穏で。久しぶりにみんなでのんびりとビールを呑みに行ったりして。
仕事の後にビールを呑めるって、素晴らしい!!
コメントにご協力いただいた、監督、スタッフ、俳優の皆さま。もう少しでお手元に届きますゆえ、もう少しお待ちくださいませ!!
でも、あんなに温泉に行きたがってたのに、今はどうでもいいや。
(みぶ)
石田卓也さんと光石研さんの話で盛り上がってみた
映画祭も終わったことだし、これからしばらくはこのブログを通じて、光石研さんの映画祭を振り返って総括をしてみようかなと思うわけだが。
でも、それは決してノスタルジーに浸りたいというわけではなく。自分自身の考えをまとめなくてはならないわけで。報告書も作成しなくてはいけないのでね。なんて言い訳をしてみるわけだが。
そもそも何で光石研さんの映画祭なの? というところから始めようかなと。いろんな人から聞かれましたからね。その都度、「日本映画界の宝ですから」とか、「名バイプレーヤーにスポットを当てたいと思いましてね」なんて、もっともらしいことを言ったりしていたわけだが、実はどうもしっくり来ていなかった。
でも今、思い返すと、『キトキト!』という映画の取材で、俳優の石田卓也さんにお話を聞いたときに、共演者だった光石さんの話で盛り上がったのが、今、光石さんがヤバい、と思ったきっかけになった気がするですよ。そういえば彼は『Sweet Rain~死神の精度』でも、光石さんの舎弟役で登場していましたっけ。
尊敬する俳優は? という質問に「光石研さんです」と。渋いッスねぇ、なんて話から光石話で盛り上がった記憶が。「映画館に行くと必ずいるんですよね、光石さんが」というような話をしながら、ふたりで爆笑。「あ、ホントだ。何なんでしょう、光石さんって!」みたいな。
でも何だかその言葉が妙に心に引っかかっていて。それが大元のきっかけかなぁ。光石研がヤバい、と。
ちなみに、『キトキト!』の中で、光石さんが輪ゴムを石田さんに託すシーンがあるんですが、あのシーンの光石さんはスゴい! と石田さん、絶賛しておりました。
(みぶ)
映画祭を成功させる秘訣
まだこの映画祭をやる前の話。
ゆうばり映画祭を運営している方とお茶をしていたときに、思いきって尋ねてみた。映画祭を成功させる秘訣とは何ぞやと。
曰く、もてなすこと、だと。
金がないならもてなせと。ゲストをもてなせと。お客さまをもてなせと。そして地元の方たちをもてなせと。
多少、運営が質素であったとしても、もてなしの心さえ忘れなければ、人って案外楽しんでくれるモンだよ、と。
そして終わったあとが大切なんだと。簡単でもいい。期間中はこういうことがありました、ということをきちんと関係者に報告せよ、と。みんな意外にそういうことをしないんだと。やり逃げは良くないんだと。
次に繋げること。自分はそう解釈したね。
さて、俺たちは、皆さんをもてなすことが出来たのかなぁ。
(みぶ)
松岡錠司監督
人の縁っちゅうモンは不思議なモンだなぁ、と最近しみじみ思う。
個人的な仕事の話で恐縮なんですが、来週あたりで『歓喜の歌』DVD発売に関連して、松岡錠司監督のインタビュー取材をすることになりそう。もちろん光石さんの映画祭とはまったく何の関係もないわけで。あまりの偶然に驚くやら何やらや。
映画祭期間中は、松岡監督と光石さんの世間話をゲラゲラ笑いながら聞いていただけの自分でありましたが、今度はしっかりと松岡監督から話を聞き出さなきゃいけん。
とりあえず目標は、光石さんの話を聞き出すことかなぁ。
それともうひとつ。人の名前が覚えられんと言っていた松岡監督に自分の名前を覚えてもらうことかなぁ。これは意外に難関だ。頑張ろう。
(みぶ)
ゴンドリーと光石さん
光石研さんの場合、映画館で“遭遇する”という表現が一番しっくりくる。
何の気なしに映画を観ていたら、「あれ、光石さん!」といった具合に。何げなく街を歩いていたらひょっこりと、みたいな。
光石さんの公開待機作はある程度把握していたつもりだったが、我らが光石さんの出演ペースは俺たちの想像を遥かに越えていたようだ。
カンヌ映画祭でも話題になった『TOKYO!』に出ていたですよ! ミシェル・ゴンドリーの<インテリア・デザイン>に。光石さんである必然性のない、不動産屋さんの役で。ほとんど台詞らしい台詞もなく、エキストラに近いような役なんだが、あまりにも普通に過ぎていったので、「ん? 今の光石さん!?」と、2度見してしまいそうな。
つうか、この東京を舞台にしたオムニバス映画、全体的に配役が贅沢なんだが、みんなゴンドリーやレオス・カラックス、ポン・ジュノなんかと仕事したかったんだろうなと。
さりげなくゴンドリー映画の空気に馴染んでいる光石さん、リスペクトだぜ!!
(みぶ)
通販やってます
今回の映画祭をやって、何が嬉しかったかって、光石研さんに喜んでもらえたということなんだよな。
おかげさまで缶バッヂは完売したわけだし。あれ、かなりレアな商品だと思いますよって、自分も持ってねぇや。
光石さんデザインのTシャツも、光石さん本人が知り合いに配りたいと言ってくださってるみたいだし、特製パンフレットも、光石さんの宣伝材料として使用してくださるらしく。
それって気に入ってくれてるからだよね。嬉しいよなぁ。資料的価値のあるパンフレットを作った甲斐があったよなぁ。
そんなパンフレット、この機会に是非ともお買い求めを!!
期間限定で、在庫がなくなり次第、締め切ることになりますゆえ、お申し込みはお早めに!!
(みぶ)
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