路地のジャングル 人がひとりやっと通れるほどの道幅。 それが迷路のように入り組んでいる。 地元の人は、ごく普通に通り抜けて行く。 迷うように歩いて、迷子になることが下町を歩く極意かもしれない。 庭がなくても、どの家の前に植木鉢があって、意外と不毛の東京でも下町は緑を目にする。 でも、この光景を見たときは、小さなジャングルを感じた。