佐野みつひこ のオフィシャルブログ

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所沢市議会議員(1期目)
会派「自由民主党・無所属の会」
自由民主党公認
前回、最下位当選!
所沢市の未来に責任!今こそ身を切る改革の断行を!!

本日は、急遽アポイントがキャンセルになり、だからと言って朝から雨でランもままならないので、自らの身体を使って「人体実験💀💊」をすることにしました。

前々から実験してみたかった、「世に出回っているダイエットサプリは本当に効果があるのか?」という検証です。
臨床研究の結果を色々見た上で、おそらく、この組み合わせなら健常者にも効果があるのではないか、という目算を立てて飲むことにしました。
果たして私の生体内で本当に有効なのかどうか。。。

実験は、食事負荷試験で行いました。
食事内容は、近所のパン屋さんで購入した「カレーパン」と「焼きそばパン」。
凄まじい量の糖質と脂質を誇ります💦

この2つを食べた後の血糖値の推移を計測し、サプリを摂取した状態と、していない状態とで比較します。なおサプリは食事前5分に摂取します(厳密にやるなら、本来摂取カロリーも明らかになるようカロリーメイトを使ったり、二重盲検によるプラセボなども使わないといけません)。

結果は以下の添付画像の通りになりました。
赤線がサプリ摂取、黒線が非摂取です。横線が時間(分)、縦線は血糖値です。
グラフを見ると、60分〜90分後で血糖値をちゃんと下げていました。ただ、食後60分〜90分というピーク時の血糖値を抑える効果があるものの、120分後にはその効果が消失し、血糖上昇を抑えきれずにまた上がっています。
今回の食品は、ハイカロリーな上に糖質と脂質がガッツリ。こういう食品は、ピーク後に血糖値がなかなか下がって来ず、ずるずると高血糖を引きずる傾向にあります。ハンバーガー、ラーメンなども同様の曲線を描く傾向にあるはずです。
普通の定食などであれば120分経過すれば100以下に下がるはずですが、今回、120分まで来ても血糖値が下がらないあたり、チョイスした食品(カレーパンと焼きそばパン)の糖質量と脂質量の凄まじさを物語っています。また、これは食べた量そのものが多かったことによる消化吸収の遅れも、要因の一つでしょう。
奇しくも、ドカ食いは害悪だということが証明されました笑

ただ、正直、たかが食品扱いのサプリで、ここまで血糖上昇を抑制できると思わなかったので驚いています(特に90分後の110には驚愕しました)。
さらに、糖尿病でもなければ肥満でもない、健康診断A判定の私にも、「食後血糖値の上昇抑制」の効果が、ある程度発現したことも非常に画期的だと思いました。

こういう臨床研究は大体、境界型の糖尿病罹患者やBMIが35以上の肥満症の方を対象にした研究が多く、健常者に対して行っている研究は少ないのが現状です。なぜかと言えば、健常者では有意差のあるデータが出にくいからです。でも、日本人の8割を占める健常者もマーケットに入れた状態で売りたいからこそ、このような、そもそもの前提からの恣意性を持たせた臨床研究を行って、有意なデータを得た上で、はい、効果がありました、ということにして、「食後血糖値を下げる」と表示して売り込むわけです。

つまるところ、世の中にダイエット効果を謳うサプリは沢山出ていますが、そのうち99%は嘘とまでは言えないものの健常者にとっては全く効果が無いと言って差し支えありません。
様々ある臨床研究の結果を見て、おそらく健常者にも効果が出そうな成分は多分これらだろうとチョイスしたものを複合的に飲み合わせて、ようやく今回の結果ということです。要するに他の成分は試す気にもなれないようなデータしか無いということです。

ただし、これは所詮サンプル1(N=1)のデータなので、あくまで「私にとっては有効であった」というだけに過ぎないという点にはご留意ください。

また、今回は糖質も脂質も極端に高い食品を選択しましたが、もっと普通の食事であれば、また違ったデータが出るかもしれません。あるいは摂取後、血糖値が急上昇する果糖ぶどう糖液糖入りのジュース単体などでも検証すべきかもしれませんね。。。

※なお、セールス投稿やステマ投稿っぽくなるのは嫌なので、今回、私が使用したサプリメントの具体的な商品名や成分名は、ここでは伏せさせていただきます。