プチの記憶・記録として・・・。.:*:☆ | MITRAのCOCORO ~みとぅらのココロ~ 

プチの記憶・記録として・・・。.:*:☆

Facebookでは少しお話していましたが
先月の26日から実家のワンコのプチの調子が悪くなって入院していたのですが
残念なことに2月5日の0時過ぎに病院で亡くなりました。
今年で13歳になるヨーキーの女の子でした。

亡くなった原因は子宮蓄膿症ではありますが
最終的に腎不全で亡くなったんだろうと思います。

温かいコメントや、よくなるようにと・・・お祈りしてくださった方々には
本当に感謝しております。.:*:☆
ありがとうございました。

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ここからはプチの記憶、記録として書き残しておきたいと思います・・・。
とっても長文なのでスルーしてくださいね~~(*'-'*)



妹の結婚が決まったときに母親が一人でさみしくなるだろうと
妹が出張先の近くのプリーダーさんで見つけて連れて帰ってきたプチ。
プチのお母さんの名前は小麦ちゃんだったかな・・・。
2匹姉妹でイチゴとオレンジって仮の名前がついていたオレンジちゃんがプチでした。
お母さんが「小麦」だったからフランス語のプチパン(Petit pain)
「小さなパン」という名前をつけてあげました。
なので本当の名は「プチパン」なんだけど
省略して「プチ」って呼んじゃっていました・・・。
(母親にいたってはプ~ちゃんと・・・もはや本名は何処へ・・(笑))

若い頃のプチ


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この写真が撮れた時は大爆笑だったね~

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この年はどんなサクラが見えていましたか?

以前から気になっていたプチの胸にできていた乳腺腫瘍が
かなり大きくなってきてしまっていたので1月の中頃に病院を訪ねました。
その病院での診断は乳腺腫瘍以外に心臓も肥大していて呼吸音も悪いと・・・。
この心臓のままだと麻酔はかけれないから手術は無理かな・・・との診断でした。

若い頃に避妊手術をしておかないと乳がんや子宮蓄膿症などの
婦人科系の病気にかかってしまう確率が高いのだそうです。

先ずは毎日の薬で心臓の状態を少しでもよくしていきましょう
ということで2週間分お薬をいただきました。
なかなかすんなり薬を飲んでくれない日もあったのですが
続けて飲んでいかないといけないので必ず薬がなくなる
2週間後に来院してくださいとのことでした。

その診察日が1月26日だったのですが25日から
ご飯をあまり食べないし下痢をしだして・・・。
1日早いけれど25日に病院へ連れて行って診察してもらったのですが
心臓の方は少し薬が効いているみたいで呼吸は楽になってるよう。.:*:☆
でも下痢の原因がわからない・・・。
とりあえず下痢止めの注射を打ってもらって様子をみることに・・・。
もし明日になってもまだ具合が悪いようだったらまた来てくださいとのことでした。

翌日やっぱり下痢が止まらないしご飯を食べない・・・。
夕方病院へ連れていくと下痢ではなく陰部から膿がタラタラと出てきて・・・。
いつかなってしまうんじゃないかと恐れていた
子宮蓄膿症になってしまっていました。

緊急の手術をするしか助からないかも・・・と
翌日からその病院は連休に入るため
近くで無休でされてる病院を紹介していただいて急いでその病院へ走りました。

その病院での診断もやはり子宮蓄膿症で血液検査では
腎臓の数値が測りきれないほど悪いとのこと。
この腎臓の数値だとすぐに避妊手術もすることもできない。
身体に廻っている毒素を吸着してくれる炭が入った吸着剤や
貧血のための増血剤、腎臓の機能をあげてくれるお薬などが
入った点滴をとにかくやってみて様子を見ましょうということでした。
でもいつ急変するかもわからないので電話をそばに
置いておいてくださいといわれていました。

その日の晩すぐに駆けつけてくれた妹と一緒に翌日面会に行くと
ぐったりとして大好きな妹の声がけにもあまり反応してくれない。
それでも一日一日血液検査の悪かった項目がちょっとずつ正常値に
なってきてくれて少しずつよくなってるようでしたがまだ相変わらず
腎臓の数値が振り切ったまま・・・。

そんな状態ではありましたが少しずつプチも呼びかけに
反応してくれるようになってきて面会に行くと
ケージの前に寄ってきてくれるようになりました。

その頃ハート展の準備などもあったので妹に面会に行ってもらって
様子を聞くと徐々に反応がよくなってきていて
2月1日に妹と一緒に面会に行ったときには
ふらふらながらも「プチ~」と呼ぶとちゃんと顔を素早く向けてくれて
「だいぶ元気になってきたね~」と喜んでいました。
顔を見ると鼻の横が少しケガをしてるようだったので
先生に聞いてみるとケージから出たくて
鼻先をぐいぐいケージの隙間からだしていたのだそうです。
それで擦り剥けちゃったようで・・・。

早く帰りたいよね・・・。.:*:☆

その日、担当医の先生から一度退院のことを考えましょうか・・・と
いうことで今後どうしていくか相談させていただいたのですが
今のままではまだ流動食しか食べれないし
(針のついていない注射器で口から入れてあげる)
神経症状も出ているようで前足も踏ん張れないため
頭も一定の場所に定まらないので容器に入った水だけでも
おぼれてしまうかもしれないとのことでした。

どう考えても今の母親では自分のことで精一杯なので
面倒みて行くことは無理・・・。
「我が家でお世話していこうと思う・・・。」と先生にもお話して
その準備に少し時間がほしいので2月4日に
退院させてほしいとお願いしました。
その間に今やっている点滴を一度やめてみて
どういう状態になるか様子も見てみますとのことでした。

2月2日は妹と一緒に我が家で生活をしていくための
諸々必要なものを買出しに行ってきました。
3日は息子の演奏会があったため面会は妹に任せていたのですが
途中白血球の数値は上がったもののお薬で
その数値は正常値になり腹部エコーでみても
子宮内の膿はあまり見えなくなっていたみたいで。
しかしながら腎臓の数値のある項目だけは相変わらず
振り切っていて測れない状態のままとのことでした。

そして4日夕方に退院予定だったので
妹と一緒に引き取りにいったのですが
昼から少しぐったりしだして元気がないとのこと。
きっと続けていた点滴を一時的に止めたせいでまた腎臓の具合が
悪くなってきたのかな~と話をしていたのですが
皮下注射で点滴と同じようにお薬を入れることも
できるのでそれで一旦退院するか、そのままもう少し
点滴をして2~3日退院を延ばすかどうか聞かれて
どうみてもしんどそうだったので何か急変しても
困るのでそのまま入院させてくださいとお願いしました。

その晩、5日に日が変わって少ししてから
病院からお電話があり0時ごろに見たときは
「呼吸は荒いながらもがんばっていてくれたのですが
先ほど見に行ってみると心肺停止状態になっていました。
蘇生をしてもむずかしい状態ですがどうしましょうか」と尋ねられ
「痛いしんどい思いもかわいそうなのでもうそのままで・・・」と
急いで妹と病院へ駆けつけました。

お電話があって30分くらいしてから病院へ行ったのですが
担当医の先生がとってもきれいにしてくださっていて・・・。
とっても穏やかなお顔をしていました。
先生も「一度お母さんところに帰してあげたかったんですけどね・・・。」と
言ってくださって、そのことを考えると
もしかしたら夕方会った時にもうこうなることを予想して
先生も一度退院するか尋ねてくださったのかもしれません。

こちらの病院では本当にとってもよくしていただきました。
最後ちょこっと先生も涙してくださっていたようにも見えました・・・(TωT)ウルウル
大変お世話になり感謝の気持ちでいっぱいです。

寒い静かな夜道を妹と一緒にプチを抱いて帰り
母親には結局入院したまま元気な顔を見せてやれず
プチにも母親にもかわいそうなことをしました。

それから明け方まで実家でプチを見守り
火葬していただけるところにお願いしてお昼にお寺に伺いました。


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紙の棺に入れられたプチ。
母親のお友達がお庭に咲いていた赤い山茶花を
持ってきてくださったようです。
プチと最後のお別れをして火葬が終わるまで1時間ほど待ちました。

そこは大阪市内で唯一寺院による永代供養の共同墓地を
管理されてるペットの葬儀屋さんで
移動式の火葬車で個別に火葬していただけて
その後お骨上げまですることができました。

小さな骨になってしまったプチ。
「最後にのど仏を拾い上げていただきます・・・」と
のど仏を教えてもらうと「きれいに残ってますね・・・。」とおっしゃって
見てみるととほんとに仏さまが座っていらっしゃるようにきれいに残っていました。
「ワンコにも のど仏があるんだ~」と3人で驚いていると
「ハムスターでもどんな小さな動物でものど仏があるんですよ」とのお話でした。
どんな小さな生き物にも仏さまが内にいらっしゃるんだな・・・と思いました。

なんだかあっという間に納骨もすみ、とぼとぼと
3人でお寺を後にしました。

生玉さんの近くのお寺だったんですが
「もしかしたらこのお寺っておじいちゃんおばあちゃんの
お寺にとっても近いんじゃないの?」と帰りに歩いていると
いつも車で連れてきてもらうのであまり場所がわかっていなかったのですが
なんとほんとに母方の祖父と祖母のお墓があるお寺さんの裏の筋に
そのお寺があったんです・・・。+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
祖父たちの家だったところが今の実家なので
同じところに住んでいた者同士ご近所で仲良くしてくれてることと思います。

帰ってきてからいろいろとあの時こうしていれば
もう少し早く気づいていればなど後悔することばかりで
涙が止まりませんでした。

避妊手術を若い頃にしておいてあげると
乳がんや子宮蓄膿症、その他の婦人科系など命に関わる病気に
かかることは少なくなります。
今回亡くなった原因の子宮蓄膿症にいたっては
手術をすることで全くその病気になる心配はなくなります。

ネットで検索しても同じように避妊手術を受けることを躊躇されてて
でもいつか病気になるかもしれないという悩みを抱えたままで
いらっしゃる方がとっても多かったです。

今感じていることはやっぱり予防という意味で
手術をしておいてあげればよかったという気持ちの方が大きいです。
飼い主の認識不足でまだまだ生きれる命を早くに
絶ってしまったんじゃないか・・・そんな罪悪感を感じずにはおれません。

母親も脊柱管狭窄症でうつむく事ができにくくなっていたのと
足もふらつくのでプチのお世話をしてあげることが
むずかしくなっていたので後半プチにはかわいそうな思いを
させていたかもしれないな~と・・・・。
逆に母親の話の聞き役になってくれていたんじゃないのかな~とか
プチへの想いはつのるばかりです。


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2月1日の少し元気になっていたときのプチ

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大好きな妹と・・・

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寒い冬の空

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この日お寺には梅の花が咲き出していたよ・・・

我が家へ迎えるために準備した残された新しいものを
見ていると切なくなってきます。

幸せだったのかな・・・。

プチ・・・
お家に連れて帰ってあげれなくてごめんね・・・
ばあばと一緒にいてくれて本当に本当にありがとう・・・


゚・*:.。..。.:*・゚☆゚・*:.。..。.:*・゚☆゚・*:.。..。.:*・゚☆゚・*:.。..。.:*・゚☆゚・*:.。..。.:*・゚☆゚・*:.。..。.:*・゚☆゚・*:.。..。.:*・゚

もし最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら
長々と暗いお話で申し訳ありませんでした・・・。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
プチが虹の橋のたもとで元気に走っている様子を
思い浮かべていただければ幸いです。
ありがとうございました。