グレイッシュ&シャビー・シック | Classic to Modern デコラティブアート的造形と家具作家の日記

グレイッシュ&シャビー・シック

カリキュラム「額縁」の彫刻を終えた生徒さん。

 

多くの生徒さんは「フレンチポリッシュ」で塗装を行うのですが

こちらの生徒さんはグレイッシュでシャビー・シックな塗装に挑戦しました。

 

まず伝統的な塗料で茶色を乗せ、ラッカーで閉じてサンディングを行います。

 

 

その後、白の塗料で全体を塗って行きます。

 

次に研磨パットを使って、白の塗料が「経年変化」によって薄くなったように

落としていきます。

 

木材は経年変化によって「灰色」になります。

 

この灰色をいかに自然に再現出来るかが今回のポイントです。

 

この「経年変化」を自然に再現するのは中々難しいもので、

古い家具や木材を観察したり、どのような環境に置かれ、

使われてきたかを想像しながら作業を進めていきます。

 

 

白い塗料が強すぎる場合は、再度茶色の塗料を乗せて調整します。

 

 

さぁ、どうでしょう。

グレイッシュ&シャビー・シックに近づいて来ました。

完成までもう少しですね。

頑張ってください。