「月館の殺人」漫画:佐々木倫子 原作:綾辻行人 | カラクリリリカル

「月館の殺人」漫画:佐々木倫子 原作:綾辻行人

これが読みたくて雑誌の購入を悩みつつも結局買わずに時が過ぎてしまった

月刊IKKI連載の「月館の殺人」が遂に単行本に!!

綾辻 行人, 佐々木 倫子
月館の殺人 上 (1)


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祖父──まだ見ぬ唯一の肉親に会いに行くため、夜行列車<幻夜>に乗り込んだ17歳の女子高生・空海。だが、乗り合わせた乗客たちはあまりに奇妙、しかも初めての北海道、雪、列車と、沖縄育ちの空海を眩暈がするほどの混乱が襲い……そんな中、事件は起こる!!
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シリアスな作風というのイメージの綾辻行人さんと
(と、いっても綾辻行人さんの小説はまだ2冊しか読んでいないのです。ミステリ好き失格ですね・・・)

「動物のお医者さん」や「「Heaven?」等、コメディタッチの佐々木倫子さんという

異色の組み合わせで、どんな漫画になるのか全く想像がつかなかったのですが、序盤は佐々木倫子節爆発!


「鉄子の旅」に続く「鉄道オタ」漫画なのではないかと思うほど

「鉄道オタク」のトンデモぶりが面白おかしく描かれています。

(同じ雑誌の連載でリアル「鉄道オタク」の人達に反感を買わないのか心配になるくらい…)


かなりコメディ寄りで話が進む上に、なかなか事件が起こらず

「本当に綾辻行人さんが原作なのか??」と心配になってしまいましたが

無事(?)人が死んで安心しましたw

1巻では地名として登場している「月館(つきだて)」。
今後果たして「館モノ」になっていくのか「鉄道ミステリ」のまま進むのか・・・?
大変気になります。


まだまだこれから事件が起こりそうなところで終わっているので

推理材料は不十分、これからどうなっていくかが楽しみです。