断食明けの瞬間 | MiSTANBULのルンルン♪トルコ日記

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トルコ雑貨屋MiSTANBUL店主が書く、
トルコ・日本・オーストラリア・その他の国でのルンルン生活日記。

私のアパートのバルコニーから見える

ベシクタシの公共駐車場の屋上で

何やら始まりました。



イフタル(その日の断食明けの食事)の準備だ。

ラマザンの間、市民に無料で断食明けの食事が振舞われるのです。


もちろんイフタルを自宅で迎えたり

友達とレストランで過ごしたり、と

断食明けの過ごし方は

その人のその日の気分によって変わりますが

市が提供する公共の場での食事、というチョイスもあります。


今のアパートに越してから

今回が初めてのラマザンなので

この光景を見下ろすのは今年が最初。


この駐車場では

毎日イフタル会を催しているわけではなく

週1ペースのようです。

先週はこのようなロングダイニングテーブル形式。



今日はDJブースから準備が始まり



丸テーブル形式の会場が出来上がりました。



まるで結婚式の披露宴みたい。
(ちなみに駐車場の向こうに見える建物はベシクタシ区の結婚式場)

準備が始まったのが午後4時半くらいで、

午後7時半には

もう既にこんなに人が集まっています。



午後8時でもう満席。



当たり前かも知れないけれど

みんなイフタルの時間(この日は午後8時39分)が

待ち遠しくてたまらないようです。

食べ物や飲み物を目の前にして

夏の暑い日

ただひたすらその瞬間が来るのを待つとは

過酷な試練だと思われます。


意外にもDJは

ニューエイジ系のスピリチュアルな音楽を流してくれていたので

私はそれを心地よく聴きながら

窓際のデスクで仕事をします。

すると

そろそろその時が近づいてきたのか

ベシクタシ区長(おそらく?)のスピーチが始まります。


私、失礼にも

イフタルのその瞬間を録画したくって

バルコニーでアイフォンを構えて

8時39分を待っていたのですが

皆さん、案外と

ふつーーーーに食事を始めました。


残念。

ちょっと距離があるので

その臨場感が伝わらなかったのか。


アザーン(モスクから時を告げる歌声)が鳴る前に

お祈りを口ずさみ

時間となったら

一気に水を飲み干し

がつがつっと食事を始めるであろう、

そして会場は一瞬静まり返ることであろう、

とわくわくしていたのですが

全然そんな緊張感はありませんでした。



ほんとにみんな、今日1日断食してたのかな、なんて

ちょっと疑ってみちゃったりして。



それにしてもおいしそうな匂い。

こうして家族みんなで集まって外で食事するのも

きっと楽しいだろうなあ。


10分程度、ひたすら区長のスピーチが続き

午後9時には

さっさと食べ終えた人々が

席を立ち始めます。

そして9時15分には

もうお片づけ。



準備に2時間、

待ち時間1時間半、

食べるの20分。



片付けは1時間くらいかかったかな。


そろそろ今年のラマザンも終わりが近づいてきました。

一度は私もこのイフタル会に参加したいな、なんて

興味本位に考えてみたりします。

だって、ほんとおいしそうな匂いが漂ってくるんですもの。


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