9時過ぎに宿坊を出発して、お寺の拝観へと
向かいました。
まずは壇上伽藍へと向かいます。
六角経堂と呼ばれる建物が。
この中に御経が収められています。
50年ほど前までは、この建物を回すことが
できたとかで。
ぐるっと回すと、御経を全巻、読んだことになるのだとか。
経堂のそばには、神社があり、
高野山の守護神、丹生明神がまつられています。
そして根本大塔。
真言密教の根本道場における中心的存在。
中には、立体曼陀羅と呼ばれる、色鮮やかな
仏像と、柱に描かれた菩薩像が並びます。
現在の建物は、昭和9年の再建。
たび重なる火事で焼けてしまい、現在の建物は
6度目のものだそうです。
金堂(横からの姿)。
主な行事はほとんどここでされるそうです。
蛇腹道。と呼ばれる通り。
高野山にはマムシがいて、毒蛇を竹ほうきで
弘法大師が封じたので、高野山では竹ほうきは
使わないという言われがあったそうです。
今では使っていますけど(笑)
・・・マムシも出るそうです。
蛇腹道にある、距離を示す塔。
ここから金剛峯寺へと向かいます。
以前は、高野山のお寺を全て金剛峯寺と呼んでいたそうですが
明治2年に、今の場所を金剛峯寺と呼ぶことになったのだそうです。
二つのお寺がつながって一つのお寺になっています。
ここで有名なのが、日本一の広さのある枯山水のお庭。
「ばん龍庭」といって、雌雄の龍が寺を守っているように見えるそうです。
建物にはたくさんのお部屋があり、襖絵がみごとでした。
大河ドラマ「江」の場面でも出てきた、
関白秀次自刀の間もありました・・・。
ここも何度も火災に遭いましたが、そのたびに襖を持ちだして
逃げたので、今も貴重な襖絵が残っているそうです。