「声紋」 とは、「声の紋」 のこと。
指には 「指紋(=指の紋)」 がありますが、こんなちっぽけな模様が、
まったく他の人と一致しないように、声にもそういう模様のようなもの
があるのだそうです。
人の声とは、様々な周波数が集まってできているものです。
コンピュータを使って声の周波数を解析していくと、周波数の密度などを
表した模様が浮き上がります。
この模様から何がわかるのかというと、犯人の
・口腔や鼻腔の容積や構造
・顔形
・身長
・年齢
・性別
まで判定することができるのだそうです。
指紋は、指紋をいっぱい集めてきて、それと一致させるという作業が
必要になりますが、声紋はコンピュータ解析だけで、ある程度の判断
ができる、ということになります。
前回の記事で紹介した 「プロファイリング」 に近い感じですね。
きっと、ボイスチェンジャーを使って声を変えても、
「ボイスチェンジャーを使っている」 ということもわかり、
周波数解析すれば元の声もわかり、
・こんな背格好
・このエリア在住
というところまで突き止められれば、オレオレ詐欺 なんか
すぐ捕まっちゃうんでしょうね。
姿を見せない犯行 (=電話)でも、証拠は確実に残っちゃうんですね。
では次の記事で、「科捜研の女」 と言えば、これ!
「ルミノール反応」 について書きたいと思います。
参考文献:日本音響研究所HP