タイトル---福は事少なきより福はなく『菜根譚』。第1143号 24.02.07(火)


 『菜根譚』 49

〈福は事少なきより福なるはなく、禍(わざわい)は心多きより禍なるはなし。唯だ事に苦しむ者のみ、方(はじ)めて事少なきの福たるを知り、唯だ心を平らかにかる者のみ、始めて心多きの禍たるを知る。〉


〔訳文〕 人生における幸いは、何ごともないことが幸いであり、災いは、気が多すぎることくらい災いでないものはない。

 かねがね、何かとできごとに翻弄されているものだけが、無事平穏であることが幸いであることをしり、日常的に心を平静にするよう心掛けている者だけが、何かとふりまわされているのが災いのもとであることを悟っている。(訳筆者)


〔コメント〕 身体が悪く病院に入退院を繰り返している人は、身体の構造・内臓などに大変くわしいです。私は、オヘソがどこにあり、チンコロリンがどこにあり、オチチがどこにあるくらいは知っていますが、後は全くわからないのです。これは、どこも異常がなく、元気だからだと思います。

 

 昨昨年、枕崎に行った時、ある方のお悔みに伺いました。そしたら後輩の男性がおり、私の背筋がまっすぐなっているのを見て、何処も、どうもないんですね、といいました。

 私は悪い処だけです、とすかさず答えました。そしたら件の男性が、どこが悪いのですか、と聞きました。

 「ビンタ(頭)と ツラ(顔) と スタイルがワイカド」と答えたのです。傍にいて聞いたおばさんが、吹き出しました。

 くだらんサプリメントを飲むよりか焼酎の白波が一番いいと思います。ダレがヤムからです。