満 足 度:★★★★★★★★☆☆
(★×10=満点)
東京フィルメックス にて鑑賞
コンペティション 部門
監 督:ダンテ・ラム
キャスト:ニコラス・ツェー
ニック・チョン
グイ・ルンメイ、他
■内容■
犯罪情報局の捜査官ドンは
常に捜査に密告者を使っていたが、
ある事件で素性が暴露された密告者が
瀕死の重傷を負うという事態が起こり
罪の意識を背負う。
1年後、ドンは上司から宝石強盗団の捜査のために
密告者を使うよう命じられ
ガイという名の若者を密告者として潜入させる。
警察は強盗団の首領を逮捕する事に成功するが、
犯罪の痕跡は全て消されており起訴するには証人が必要となる。
ドンの上司は、ガイを証人として出廷させるようにドンに命じる。
ドンはそれがガイの身に大きな危険を招くことを知っていた…。
(東京フィルメックス 公式カタログより)
■感想■
面白かったです!
あらすじを読み、
私好みの話だと思って鑑賞を決めました。
第一希望だった21日の夕方の上映は
前売り券の券発売日に早々に売り切れ。
そこで今回の日劇、21時過ぎ~のチケットを買いました。
The Stool Pigeon posted by (C)michi
警察と密告者、相棒のような関係ですよね~。
でも、密告者のほうが断然不利。。。
捜査対象の人間からすると、
密告者はいわゆる裏切り者同然ですから
バレたらヤバいし、怖いし、命危ないです。
それなのに、保護プログラムが一切ないの 驚!
密告者は使い捨て状態なんです。。。
普通、こんなんで密告しろっていわれても
出来ないと思うんですが、
それを断れない厳しさも、ドラマの一つ。
人命軽視の香港の警官、
強盗団と同じくらい、ワルよのぉ。。。。
The Stool Pigeon posted by (C)michi
↑↑↑ 上司命令と良心の板ばさみになる捜査官。
田口トモロヲと宮川一郎太を足したような
基本、いい人。
密告者を守りきれない辛さ、
彼のその苦悩も見どころです。
The Stool Pigeon posted by (C)michi
そして密告者はこの人↑↑↑。
玉山鉄二に似てて、男前です。
一目見て、不幸そうな感じ。
それに加えて連れとなる女性も
幸薄いオーラ全開なので、
逃げ切れるのかしょっぱなから一抹の不安が。。。。
奇跡を信じ、祈るような状態でしたね 笑。
雰囲気的には
「エグザイル/絆」や
「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」と似ています。
クライムアクションというジャンルなのでしょうか。
ただ、違いは武器がナタってこと。
まだ銃のほうが気が楽というか
苦しむ度合いが少ないというか、、、
ナタは止めて。 怖すぎます。
ドンが上司の言いなりではなかったのが
唯一の救いだと思えるラストでした。
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