震災から1ヶ月が経ちました。

藤本 真一さんが代表を務めるたすきプロジェクトのメンバーや、関西学院大学の生徒さんと共に熊本へ行ってきました。
阪神淡路大震災の時からの繋がりで堀内 正美さんに紹介していただいたので、東日本の時もそうでしたが、支援にあたり早めに現地の状況を自分自身で見て、聞いて、感じたかったので同行させていただきました。

今回は益城町のお隣、西原村へ伺ったのですが
熊本駅から被害が大きかった中心部へ向かう途中崩れた建物がたくさんあり、屋根が何処かに飛んでしまっていたり、半壊とは言っても到底住めない状況のお家がいくつもありました。
避難所になっている学校に着くと、昔経験した事を思い出し胸が苦しくなりました。

震災にあい、家を失い、たくさんの人やメディアが来て、お疲れのところだったと思いますがとても暖かく迎えてくれました。
お話を聞いてみると、1ヶ月経ってようやく笑う余裕が少し出てきたとおっしゃっていました。
人間はいい意味でも悪い意味でも、その状況に慣れてくる。
辛い中でも生きていかないといけないから、下ばかり向いている場合ではない。

私自身が阪神淡路大震災での避難所、仮設住宅が長かった事、神戸も震災があった時よりも綺麗な街になった事、今は好きな仕事が出来て幸せでいることを話すと驚くと同時に「じゃあ私たちもこんな事に負けんと頑張らんといかんばい」とおっしゃっていました。
たくさんお話をして、熊本弁は早口でたまに分かりませんねーと伝えたら、笑いながらおじいちゃんおばあちゃんがたくさん教えてくれました。孫みたいに接してくださり、こんなに笑ったのは久しぶりばいとおっしゃってくれました。

一緒に行った、斎藤こず恵さんは歌で、関西学院大学のよさこいサークルのみんなは踊りで笑顔を届けていました。

【ボランティア】と一言で言っても、
支援の形は人それぞれ。

救援物資や、寄付、募金などで解決できる事ももちろんありますが、お金では解決出来ない心の傷もある。

よさこいを踊ってくれたみんなは19.20歳の阪神淡路大震災を知らない子たちでした。
顔も名前も知らないし、今回熊本へ行くというのはとても不安な事だったと思います。
そんな中で、コミュニケーションを取り、笑顔でよさこいを踊る。その迫力と、魂の入った声と被災地の人を笑顔にしたいという想いを感じました。
それが通じたのか、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に歌ったり、踊ったり、手拍子をしたり、合いの手を入れたり、とても楽しそうな様子に私自身が癒されました。

今回は1日でしたし、私に出来た事はほとんどありませんが気付かされる事が多い実りのある訪問になりました。
現地で必要な物は伺い送ることになりましたが、それよりも「また是非来てね」と言ってくれた言葉と想いを無駄にしないようにしたい思います。
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