「黄昏はいつも優しくて2」 エピソード・篠塚 あとがき
エピソード篠塚、終わりました。これで「黄昏はいつも優しくて2」完結です。最後まで読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。今回、篠塚の焦燥と不安を前面にだしました。これまで謎の多かった篠塚の心理、すこしはご理解いただけたでしょうか。
篠塚ほど恋愛に奔放な人間でも、やはり同性との恋愛という世間の軌範からはずれた恋を貫くのは容易なことではないんですね。三十代も半ばになろうとしていますからタブーを犯すことに対して臆病にもなる。それでも惚れてしまったのだから仕方がない。篠塚、恋愛において、今回、はじめて真摯に自分と向きあっています。
今回、描きたかったもうひとつのテーマは「篠塚にとっては、瞬のほうがまさに謎」と、いうことです。おそらく篠塚の第一人称で物語が進行すると瞬こそ得体の知れない謎の人物となるでしょう。瞬のほうが篠塚より思考回路が複雑です。すくなくとも篠塚のほうが健全な思考回路を持っているといっていいでしょう。なので、瞬の心理にふれると早瀬でさえグルグルと堂々巡りをしてしまいます。(笑)
さて、「黄昏に優しくて1」では、道場を中心に描きました。2ではオフィス。3では生活の場を中心に描いていこうとおもいます。まだ企画段階ですが、瞬と篠塚のプライベートをメインにするつもりですので、どうか、また読みにきてくださいね。
本当にありがとうございました。
2010.04.02 早瀬ミサキ
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