2013年4月23日。


あぶくは、この世に産まれ落ちて丸5年を迎えました。




5周年。


といえば、一般的には区切りの年。
感謝のパーティを開いたり、といったことを
まったく考えなかったわけではないけれど・・・

基本、あまのじゃくなうえ派手なことが苦手な性格。

人と同じようなことはしたくなかったし
目立つようなことも避けたかった。



なにより・・・


私にとっては今までの周年となんら変わらない
1年に一度の大切な誕生日。
何周年であろうとその重さは変わりません。

いつもと同じように大切な人と何気ない時間を過ごす。
そういう、何もない静かな過ごし方が自分らしいし、
過不足のない時間を大事にしていきたい、と思いました。



大切で特別な日だからこそ特別なことをしない。


数少ない私の流儀、かもしれません。





ただ。


こんな私が、
書くことしかできない不器用で子どもじみた私が、
5年の日々をあぶくとともに歩んでこれたのは
紛れもなく、出会ってくださった皆さまのおかげです。

秀でた才能やスキルを持っているわけではない私が
あぶくとともに成長しながら『ことば』を放ち続けられるのは
支え、助け、育て、誘ってくださる多くの方々の
存在と心に守られてきたから。


私ひとりの力ではとてもここまでこれなかった・・・



特別な催しは行わないけれど
その感謝だけはきちんと届けたい、そう思いました。






自分の非力さとともに
自分に与えられた、人に恵まれる運の大きさを痛感しながら
さまざまなことをたくさん与えてもらい続けた5年間。


そんな日々を経て迎えた6年目からは
世の中に、人々に、何かを与えていくために歩んでいく。
この心のなかに育った想いと
微力ながら蓄えられた能力・経験・知識をエネルギーに
自らの唯一の武器であり強みである『言葉』のちからで。





会社をつくり、その代表になったことで
自分自身すら見失ってしまったりもしたけれど
この5周年を前に、背負っていた無駄な荷物をすべて手放し
大切にしたいもの、本当にやりたいこと、
願う未来と手にしたい幸せ、そして本来の自分自身、
その姿がこの心に、鮮明に、鮮烈に、映し出されました。





書くことしかできない、ではなく
真実を書き伝えることができる。


それが、私に与えられた力であり使命。
それが、どんなに道に迷い悩んでも最後に辿り着く場所。

その事実を胸にしっかりと刻み込み
自らの心を震わす、伝えるべき・知るべき事象とその本質を伝えていく。




『ことばの力で世の中を豊かにする』


この信念に背くことのないように。
そこにある
無限の可能性と拓かれる未来を信じて。






いつまで経っても立派な自信は身につきません。
だけど、絶対的に信じられる自分の力、がある。


『直感』と『ことばを紡ぐこと』。


ここに一点の曇りさえなければ
私はどんな道でも笑って歩いていけるのだと
そんなことに、今さら、あらためて、気づきました。


5年かかってたどり着いたスタート。
ほんと、のろますぎる亀だけど、それが私。それでいい。
悩み迷った日々があったから見えた世界は
私を我がままな子どもに戻してくれました。




たとえ、浅はかだと愚かだと笑われても。
たとえ、回り道をしたとしても。

その心に正直に、その欲望に忠実に、この使命に真摯に
不器用なりに自分を偽わらず
、たゆたうように進んでいきます。





とはいえ、まだまだ未熟なあぶくと私、です。
弱さを抱えじたばたしっぱなし、です。
懲りもせず、悩み、失敗を繰り返し、たくさんの壁にぶち当たり
傷だらけになりながらしか前に進めないでしょう。


だからこそ
皆さまからの変わらない支えと厳しいお言葉、が
必要です。

関わってくださるすべての方々の存在があってはじめて
あぶくはきれいな泡花を咲かせることができるから。。。





どうか、この先も変わらず温かく見守り
あぶくと共に在っていただけますように・・・






この先、あぶくと出会ってくださるたくさんの方々に・・
今まで、あぶくと出会ってくださった温かい皆さまに・・






5周年を迎えた今。




溢れる感謝と、健やかな愛を込めて。







2013.4.25 
株式会社あぶく 代表取締役 横山美佐