5月12日にハイパーフライトの大会に行ってきました。
天候にも恵まれ暑いくらいの陽気でしたが、風もほどほど、
ディスクドッグ日和の一日で、久しぶりに満喫しました。
出場したのはスパーク、アッシュ、ゼファー、ターボの4頭。
フリーとディスタンスにエントリーしたので、
出番がたくさんあって、1日中忙しかったです。
うちは、犬種も年齢もばらばら、大きさも大~小、性格もいろいろ、
それぞれに合ったスタイルで、犬達にディスクを教えています。
長所もあれば短所もある。
長所を伸ばしながら、短所を克服していく。
そして、ディスクを通じて犬と一体になっていく事が、
人と犬が同じ楽しみを共有できる瞬間です。
いつもの練習場所のグランドでは、人も犬もリラックスして、
最高のパフォーマンスや、完成度の高いキャッチなどを
次々と繰り出すことが出来ます。
その点、大会の会場はたくさんのギャラリーや犬、
MCのアナウンス、音楽に包まれ、
特に犬にとっては非日常的な状況となります。
人も多少なりとも、気が引き締まる思いです。
平常を装っても、犬にはそのメンタル面の少しの変化を見破られ、
確実にその気持ちが犬に伝染します。
大会会場のコートの中であれ、いつものグランドであれ、
どんな場所、状況でも普段通りの犬とのコンビネーションを発揮し、
思い切り楽しむことができれば、
結果よりも、それが何よりの大会での成果だと思います。
アッシュもいつものグランドでは、見事な身体能力、スピードを駆使して、
集中力も途切れなく、いつも最高の動きを見せてくれるのですが、
会場では、試合が始まるといつもプツッと何かが弾けたように、
頭の中が真っ白なアッシュに変身してしまいます。
これまで試合にならない事も多々あったのですが、
今回は・・・
逃走劇もありましたが、このようにグランドの中でも、思い切りディスクを追い、
人と一体となる場面がちゃんと見られた事は、
今回は結果へとは繋がらなくても、
アッシュが確実に成長している事だと実感しました。
とても嬉しいことです。
このように、何気ないキャッチ&スローを繰り返していても、
他の人には知りえないドラマが、エントリーしている人と犬の
それぞれのチームにあるんだろうなと思います。
アッシュ、おつかれさん
そして、ターボも頑張りました。
ディスタンスでは一生懸命追うものの、キャッチのタイミング合わずで、
全投ノーポイントでしたが、最後まで諦めずにディスクを追い切った事に
フリーでは、普段通り動きも意欲的で、なかなかのキャッチ率を見せてくれました。
そして、大御所スパークはというと。
スパークは今年10月で9歳になります。
少し中年太りも入り、動きも重くなってきました。
でもまだまだ若いもんには負けじと、スピード感も衰えず、
ベテラン犬ならではの確実なキャッチで、
フリーもディスタンスも貫禄を発揮しました。
でもやっぱりバテやすくなりました。
これからスパークもどんどん老いていきます。
でもそ年齢に合わせた形でディスクは続けていきます。
ディスクはスパークにとっての最大の趣味なのですから。
びっくりしたのはゼファーくん。
あまり期待もせず、みんなエントリーするからゼファーも出とく?
くらいの軽い気持ちでした。
もちろんゼファーともディスクの練習はしていますし、
普段からディスクの楽しさを教えています。
ただ、先代のジンより10kgオーバーの重量級なので、
体への負担も考え、本格的にはやっていませんでした。
そのリラックスした気持ちが、普段通り遊べてかえって良かったのかもしれません。
スパークがエキスパート部門のフリースタイルで準優勝と
同じくエキスパート部門のディスタンスで4位。
ビギナー部門のフリースタイルでは、ゼファーが準優勝、
ターボが4位。
何げにターボの4位って信じられません。
スパークの準優勝より嬉しいかも。
アッシュのエキスパートディスタンスとビギナーフリースタイル、
ターボのビギナーディスタンスには、
私が個人的に健闘賞を心の中であげました
何はともあれ、みんな良く頑張った一日でした。
顔なじみの人たちや、犬を通じて新しく交流が持てた人たちとのお話、
カフェでお客様として迎えた方と、会場で同じディスクドッグプレーヤーとして
再会できたことなど、人にとっても有意義な一日でした。