青髭

寺山修司 が脚本を書いており、とても前衛的な舞台でした。
彼が生きていて、
監督をしている30年前に見たかった…(T0T)。
今回、青ひげは一度も登場せず、
第2と7の妻を中心に話は進む。

顔は歌舞伎のように真っ白。
真っ赤なドレスとハイヒール。
そんな、美しいのではなく、妖しさ漂う第2の「妻」を
三上が主演。
大勢の出演者がいるのに彼が出るときは2~3人だけ。
主役の凄みがある、とても大きなオーラ!

第7の妻に向かって「ユディット!」と彼が呼んでいるとき、
私ミラーカは昔、澁澤龍彦の本から名づけた
ユディットと言うバンド名でやってた事があったので
「あ~!ミラーカからユディットに
名前変更しようかしら?!」と思う程でした(^O^)

巖谷 國士
澁澤龍彦幻想美術館
 
今回、あんまり出番のない主役だしたが、
これからも寺山作品に出演してほしいな!

 

*寺山修司について*

作家、舞台や映画監督等…。
(なんて表現すればいいのやら?)
最近、寺山。と言っても誰?って言われて
淋しい思いをしている私ですが(本屋にもあんまりないし…)
三上博史は寺山修司の「草迷宮」に15歳の時に出演。
これって凄い事だと思う(^_^;)

 

紀伊國屋書店
草迷宮


私は寺山の「トマトケチャップ皇帝」という映画を
高校の時に見ましたが子供が大人を支配する物語で
全裸の女性に皇帝の子供(やはり全裸)が
囲まれてるシーンとか他、
寺山の舞台や映画は芸術的なSMといったらいいのか…。
訳の分からない自動機械が沢山出てきたり、
ピエロのような真っ白の顔。

ポスターの展示会にも行って来ましたが、
凄く凝ったイラスト。
大槻ケンジとかも寺山に傾倒。分かる気がする…。

 
原作
寺山 修司
寺山修司の戯曲 9 (9)
渋谷パルコ劇場I列5番
●三上博史主演「青ひげ公の城」脚本:寺山修司

 

@電子チケットぴあ

 



劇/芝居  美術  映画/ビデオ  音楽
目次へ戻る