おじいちゃん
21日から高知県へ行って来た。
両親と、母親方の祖母はまだ健在であるが、祖父らの墓参りの為である。
僕は小学生の頃、毎年夏休みに高知の田舎へ帰るのが楽しみであった。
特に母親方のおじいちゃんがよく可愛がってくれ、親以上に大好きであった。
近くに海や川があり、よく一緒に遊んでくれた。
その頃は田舎の家には風呂がなく、一緒に近くの銭湯へ行くのも楽しみであった。
僕が結婚してからは一度だけ、息子が2歳にまだなっていない頃に会いに行った。
すごく喜んでくれたおじいちゃんの顔が今でも忘れられない・・。
そんな大好きだったおじいちゃんも5年半前に亡くなってから、なかなか墓参りにも行けずじまいであった。
危篤状態の直前には、誰に一番会いたい?と聞くと、僕に一番会いたいと言ったという・・。
残念ながら、僕はおじいちゃんの死目には会えなかった。
危篤の知らせを受けて夜、車を走らせたが、神戸くらいの地点で亡くなったと聞かされた・・。
なつかしい思い出の詰まった田舎の家はまだ残ったままである。
今回、そこに2泊し、親戚回りと墓参りを済ませてきた。
近くには大きなスーパーも出来、随分様変わりもしていた。
しかし、おじいちゃんとの思い出は今も僕の心の中ではそのままである。
家の近くの海で息子と娘を遊ばせている時・・。
太陽の光を浴びた海はとてもキラキラしていて穏やかであった。
ふと、おじいちゃんが、空の上から笑って見ているような気がした・・。