電撃大賞、一次通過 | みらいやの小説創作日記

電撃大賞、一次通過

 先に前記事にコメントを寄せてもらったが、メディアワークスの電撃大賞に応募していた小説が、一次選考を通過していた。ライトノベルの最難関の賞で、2943作品のうちの233作品の中に選ばれた。
 自分の作品は、どうも難関の賞で予選に通って、逆に緩い賞で一次に落ちる傾向があるように思う。児童文学でも、競争率の低い賞で一次落ちをして、最難関の講談社で最終まで行ったりした。これは、難関といわれる大手のレーベルのほうがカテゴリーに余裕があって、また自分の作品は各ジャンルの主要カテゴリーからはずれているということだろう。電撃で一次に通った作品も、男子向けライトノベルの王道からは程遠い。萌えもほとんどなく、バトルも少ししかない。それゆえに、少女向けとしても、児童文学としても通用する作品だと思う。萌えやバトルに特化したレーベルよりは、少女向けっぽいものに大賞を与えたり、イラストのつかないハードカバーだしたりしている電撃のほうが自分にはあっているのかもしれない。
 とはいえ、まだ一次を通っただけだ。次の二次を通らなければ、拾い上げの可能性すらない。拾い上げを含めても、まだ25倍から30倍の競争に勝たなければここからのデビューはない。
 一次を通っただけではなんの意味もない。だがその一次を通らなければ、次の希望もない。次の希望が得られただけでも感謝して、二次の結果を粛々と待ちたいと思う。