晴れわたる空の下、

大阪女学院の保護者説明会+体験授業に

参加してきました。


JR「玉造駅」から徒歩8分、

地下鉄鶴見緑地線「玉造駅」からは

徒歩3分という立地。


大阪市内在住の方であれば、

通学するのは大変便利な場所に

大阪女学院はあります。


大阪女学院2




敷地面積は広くないものの、

緑があふれるキャンパスには

日本の西洋建築史に大きな功績残したヴォーリスの

設計による校舎とチャペルがあることで有名です。


大阪女学院4



施設としては、立派な大学の図書館を利用可能、

また電子黒板の導入などを順次進めています。


中学校3年間はコース別をとらず、

高校入学時に下記の3コースの進路へ。

・普通科文系コース
・普通科理系コース
・英語科


昨今の私立中学では珍しく

入学時のコース別を行っていません。


中学3年間での学びを通して、

子どもたちの適正や関心を見極めたうえで、

進路を決めていかせたいという方針だそうです。


高校は文部科学省より

スーパーイングリッシュランゲッジハイスクールの

指定を受けており、英語教育には特に力をいれています。


異文化交流、交換留学制度、海外夏期英語研修など

さまざまなプログラムを用意しています。


大阪女学院1



私立大学進学実績としては、関

関同立への進学数の多さが特徴的です。

 2012年 2013年 2014年
関西学院  68  92 63
関西大   51      55 49
同志社   27      59 43
立命館   32      33 42


大阪女学院3


さて、所感ですが、

西大和の女子クラス、
四天王寺の医志コース、
大谷の医進コース

と女子の理系トップ層獲得のための動きは激化しています。

かつて「5強・・・四天王寺、大谷、女学院、プール、帝塚山」

といわれた構図は崩れ、

「3強・・・四天王寺、大谷、帝塚山」となってきています。


その流れの中での大阪女学院の立ち位置、

これは非常に難しい、そして曖昧な印象を受けました。


共学化が進む中で、いかに特色ある学校運営し、復活していくのか?

何か起死回生策はあるのか?

と思いましたが、残念ながらこれといって目を引くものは

なかったというのが感想です。


もちろん、アクセスのよさ、自主性を重んじた

のびのびとした学校生活を送ることのできる環境、

関関同立大への進学率の高さは、評価すべき点です。


ガチガチの進学校を良しと考えない家庭には

おすすめの学校の1つであることは間違いありません。


一方で、女子高では英語教育に力をいれている学校は多数あり、

今や標準装備といっても過言ではありません。


これからの社会で求められる人材は、語学プラスアルファです。

このプラスアルファの部分を大阪女学院ではどのように伸ばし、

育てるのか。伝統校大阪女学院の行方を見守りたいと思います。