☆教職員部会の5月集会の報告と次回お知らせ☆ | Miraie for Children

☆教職員部会の5月集会の報告と次回お知らせ☆

関東は梅雨入りし、東北でもじめじめと蒸し暑い日も続くようになりました。

さて、しばらく更新ができていませんでしたが、
去る5月12日に、放射線被曝から子どもを守る会、教職員部会が行われましたのでご報告します。
今回はいつもより少人数となりましたが、新学期も少し落ち着いたところでそれぞれの想いを話し聴く時間が十分に取れた回になったのではないかと感じました。

教職員部会ですが、今回は保護者の立場として小学生のお子さんのいるお母さんも参加くださいました。参加者も小学校教員、元職員、保育士、保護者と環境の違いはありますが、話の先にあるのは子どもの健康のこと、日々生活する環境のこと、将来のこと・・・願うことは通じています。

具体的に出たことでは、

給食面での不安。一般参加で仙台市の国立小学校にお子さんが通っているというお母さんから、給食の牛乳を飲まない生徒への学校側からの返金が昨年度で終わったということ。そして今年度からは返金の保障もないことに加え、先生も児童に積極的に牛乳を飲むよう指導があると、不安な胸のうちを明かしてくれました。牛乳を飲まない家庭への返金は学校のある自治体ごと対応の違いがありますが、同地域でも国立・公立でも対応に違いがあるということ。また、返金保障がある場合やお弁当や水筒持込などの代替案も可能という場合は、学校側がお便りなどで知らせれば各家庭で判断できるけれど、学校側で積極的には示してくれない・・・なかなかそれができないのが現状です。


また5月は行事の多い月でした。桜の葉も新緑になり、校庭で運動会の練習が始まったり、修学旅行があったりと外に出ることも多くなる季節です ♪

震災当時、学校行事の大きな柱である修学旅行(研修)の行き先を変更した学校も少なくないと思います
原発事故の影響は2年経った今も収束したとは言えず、子どもたちが自然・歴史・伝統の食などを、肌で感じることになるのですから行き先は慎重に選ぶべきだと思
います。
教職員部会でも、本年度も昨年度に続き行き先を会津から盛岡にと会議に提案された方もいます。

他にも、除染はしたもの汚染土の行き場がなく、終いに教員の駐車場に戻された・・・という小学校の例や、
自然の中で河川での魚釣りや山菜の豊かさ、子どもたちに伝えることが喜びであっ
たのにそれが奪われた悔しさ
など、思いを共有しました。


◇参加者の声◇
・この教職員部会ですが結成して1年とちょっとになりました。参加者を募る方法が難しく、いつものメンバーさんが参加者のほとんどです。参加者を増やしたいですね。原発事故以来2年が経過し、学校側の立場は「何もなかった、震災は不幸な出来事ではあったが…。」というスタンスです。負けるものかと思う反面、1人ではなし崩し的に萎えてしまいます。共通の問題意識を持てる皆
さんと、顔を合わせて話をする大切さを、今回も実感しました。

・今日はいつものメンバー以外の飛び入りがありました。やはり違う仲間が加わると新鮮な空気が
流れます。メンバーの悩みを聞いたり、アドバイスをしあったりしながら、自分一人ではなく、仲間がいると思える場、そんな場を提供できる部会になれればと思います。


◇次回◇
7月6日(土)13時~。仙台市民活動サポートセンター
にて行います。
教職員を対象としていますが、お子さんのいる方、放射能への不安を抱えている方のご参加もお受けしています◎

また問い合わせ先が変更になりました。

tsuchiya_sat@mac.com(土屋)
または当ブログにお願いいたします。 (*^o^*)