「ブログ限界論」に思う | コウコクノミライ

「ブログ限界論」に思う

宣言 どおりRTCカンファレンスに行ってきました。

 

RTCカンファレンス ブログ限界論

 

ゲストは山崎さん(GIGAZINE)、佐々木俊尚さん、徳力さん。

(なぜか客席には小飼弾さん)

詳しいレポートは、チミンモラスイさんをどうぞ。

 

チミンモラスイ? : 『ブログ限界論』@RTCカンファレンス [前編]

チミンモラスイ? : 『ブログ限界論』@RTCカンファレンス [後編]


いちおう自分でも印象に残ったところを2題ほど。


■ここ最近のブログ社会について

(山)一般人が増えた。IEユーザー率の上昇からも分かる。

(佐)普及とともに「面白くない」と言われるようになる現象は色んな分野で見られる。

   ただ、ブログのアクティブユーザーが減ってるのは確かで、その原因はケータイ。

(徳)今、ブログ書いてる人いますか?(多くが手を挙げる)

   それじゃ来年も書いてると思う人は?(ほとんどが手を挙げたまま)

   これが、ブログが根付いたこと、流行りモノじゃなくなったことの証拠。

 

■ブログの経済面の問題

(山)広告費が安すぎる。

   海外はAdsenceの単価が日本の10倍だからやってけるけど。

(徳)PPPが流行ったとき、ブログをまじめに書いてる人は

   イヤだろうなと思ってAMNを作った。

   自分の専門分野について掘り下げるブロガーは収入がなくても書くだろう。

   しかしそれらを解釈し、編集するブログも必要で、

   それは職業の域だと思う。収入がないとやっていられないだろう。

(佐)よく日本語経済圏の小ささの話が上がるけど、それはたぶん無問題。

   地方の中小広告主がwebに出稿するようになり、

   読みたいブログの抽出のしくみが進歩すれば、行けると思う。

 
やっぱり佐々木さんの話が面白かったですね。
上以外に、ブログの発展を世代間対立問題と絡めた話が

あったのですが、そのあたりの視野の広さは、

やはり新聞社を経験したプロのジャーナリストだと感じました。

 

あとは、なぜブログがつまらないかについて、

モデレータの保田さんが直前にご自身のブログ でつぶやいていた、

「内輪化問題」について色んな人の話を聞きたかったなあ。

 

この問題、最近けっこう感じるんですよ。

オピニオンメーカーとされている上原さんですが、

自分のまわりの人間の過半数は彼を知らなかったり。

「俺ブ」バトンで挙げられるブログが、

意外と想像の範囲内だったり。そういうことを見てると。

 

こうやってブログ界隈で話していることは、

どれだけ世間に影響を与え合っているのでしょう???

(この項、またどこかで書きます)