自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ~誰ひとり取り残さない社会へ~ -276ページ目

自由

ひさびさに会った学生時代の友人に

「もっと自由に、もっと楽しんでいいんだよ~」

と言われなんだかほろりときた。


こうであったらいいのに、とか

こうなりたいっていうイメージはいつもあって。

あとは実行するかしないか、だけ。


ずっとそうなりたい、こうなれば人生がもっと

楽しく自由になるのになあと思っていたこと。


そう思った瞬間に「そんなこと無理だよ」とか「出来るわけない」

という声が頭にこだまする。


目の前にチャンスがあっても、欲しいものがあっても

自分には無理だと見ないふり、欲しくないふりをしてきた。


私は嘘つきだ。

自分に嘘をついてばかりだった。


欲しいものを手に入れていいと思えなかった。

自信がなかった。自分に。

父を自殺で亡くした自分には、幸せになるとか

そんな資格がないとどこかでずっと思っていた。


多分、色んなことを制限しているのは誰でもなく自分。

勝手に色んなことだめって禁止しているのは自分。

そんなの出来ないよって決めているのは自分。


自由って責任が伴うし、

不安や恐怖心はたくさん出てくるけど

でもやっぱり自由でいたいと思った。


どこまでもどこまでも。



チャレンジし続けたい

ブログを書いていて思う事。


なんだか同じようなことをぐるぐると書いているな~・・・ということ。

いや、そう思っていても、それでも過去の記事を読み直していると

少しづつ変化もあるからほっと安心してみたり。


友人や知人がこのブログを読んでいてくれるというのも励みでもあり

恥ずかしくもあり。

11月で私は40歳なのだが、

いよいよ父の自殺した年齢を超えてしまうなあということ。

来月は父の27回目の命日でもある。


先日のブログで父と自分をどうしても重ねてしまって苦しかった

ということを書いたのだけど

国政選挙を通じて自分は父と違うのだなあと強く感じたといっても

そうそう簡単には切り離せないし、多分切り離したくないのだろう。


私だけではなく、みなさん色んな人生の苦しみを抱えていらっしゃるとは思うけど

私の人生のテーマは「父」と「自殺」ってことなんだろうなあと。


こだわりが強く自分を大事にするあまり

ついつい考えすぎてしまい

どうしても前に進むことが出来ないのが

私の短所でもある。


選挙ってのは本当に私にとって、

社会とか現実をたくさん感じさせてもらったというか。

頑固者でなかなか納得しないと進めない

私のこだわりを捨てるにはとても良かった。


出会う人に「よく決断できたね」と言われるのだが

全く迷いがなく自分でも驚くほど簡単に決断できた。


大変なことは分かっていたし、

周囲には心配かけるだろう迷惑かけるだろうとわかっていた。


選挙で起こりうる大変なことは全て引き受けよう。

覚悟を決めた。

驚くほど心は平穏だった。


多分、本当に欲しいものが来たとときいうのは

そんなもので「これだ」と直感で分かるし

全くブレないものなんだと思う。


選挙の話が来る直前に活動で

「大きなものに巻き込まれることを覚悟しないといけない日がいつかくるだろう」

と思っていた。


自分の伝えたいことにあまりにもこだわりすぎていても

広がらないこともたくさんある。


そして人はよっほど興味関心がないと

そのことについて考えないものである。


私の活動テーマは楽しいものでもないし

あえて考えたくないから蓋をして置きざりにされているわけで。


それについて関心を持ってもらうためには

自分のこだわりをかなり捨てる必要がある。


活動をしている人にはそれぞれの考えがあるから

私の考えがもちろん、一概に正しいとは言えない。


私はただ、この活動をはじめるきっかけが

ある方の「自死遺族への差別偏見がある、ということを知らなかった」

という言葉に衝撃を受けたことだった。


なので、何はともあれ

まず「知って」もらうことを一番の重きを置いている。


最近思うのは

知らないうちに自分がいる世界が全てになり、当たり前になり

フェイスブックやネットで流れてくる情報が全てになってしまい

普段使っている言葉が実は知らず知らずのうちに専門用語だったり

(恥ずかしながら「当事者」という言葉も専門用語だったということを選挙を通じて知った)


生意気ながら、年齢を重ね経験を重ねてくるとだんだん

自分のいる世界が当たり前になり

それ以外の世界が「おかしい」と感じるようになり

そうやって社会と自分の乖離が出来たりすることだけは

怖いし避けたいと思っている。


先日ひさびさに活動初期に通っていた

自由大学に行って余計そう思ったのかもしれない。


こだわりも強く頑固なわりには

私は自分のいる場所に安定安住してしまうのがどうも苦手というか

すぐに外向きに気持が行ってしまい

周囲からは「何故あえて大変な方向に・・・」

ということがたびたびある。


それは昔からの性分で、

父の自殺が起こる子どもの頃から

「この町から出たい」と強く思っていた。


あの町にいれば苦しいながらも守られていてある意味

安心安定なところもあっただろうに。

どうも何となく先が見えると動きたくなるというか。


そんな人の性分ってものはそう変わるものではなく

ここまでくると父の自殺があろうとなかろうと

私はこういう性格なのだろうなあ、とも思ったりもする。


何について書いているのか分からなくなったのだが

これからも新しい世界に飛び込んだり新しい人たちと交流することに

臆することなく、チャレンジ精神を失くしたくない、と思うのである。



反貧困世直し大集会2013~もう一度リアルに向きあおう~

反貧困世直し大集会2013
~もう一度リアルに向きあおう~

この生きづらさには名前がある、それには貧困という名があるんだと知ってから6年。
見えない貧困を見えるようにしてきた。
でも変わるんじゃないかと思ったあのこともこのことも、そのこともどうなったんだ?
わけがわからない…
目をきっかりあけてもう一度リアルに向き合おう。
今起こっていることと向き合おう。

日時: 2013年10月14日(月・祝日)11:00~17:00(開場:10:30~)
場所: 四谷区民ホール(東京都新宿区内藤町87 四谷区民センター内9階)
アクセス: 新宿御苑前駅より徒歩5分 都バス新宿一丁目バス停より徒歩1分

http://www.shinjuku.hall-info.jp/pc/access.html

参加費:無料(どなたでも参加できます)

◆プログラム◆
11:00  オープニング
映画上映「逃げ遅れる人々」「メトロレディーブルース」
~休憩(30分程度)~
13:30  当事者発言 法律お役立ち さまざまな人のリアルな声を聞こう
~休憩~
15:15  パネルディスカッション「反貧困運動のこれから」
16:45 STAND UPアクション
17:00  閉会

☆ユーストリームで生中継!! 反貧困TV http://hanhinkontv.blogspot.jp/
☆手話通訳あり(午後の部)
☆キッズスペースあり(親子で利用してください)
☆物々交換スペース(家にある余っているものを持ってきて交換しましょう)

◆パネルディスカッション◆
パネラー:辛淑玉氏(人材育成コンサルタント)
東海林智氏(毎日新聞記者)
大内裕和氏(中京大学教授 奨学金問題対策全国会議共同代表)
司会:赤石千衣子氏(しんぐるまざあず・ふぉーらむ)

◆映画の紹介◆
「逃げ遅れる人々」(2012年/74分/ドキュメンタリー 監督:飯田基晴、製作東北関東大震災障害者救援本部 http://www.j-il.jp/movie/)
2011年3月11日の東日本大震災で、障害を持つ人々の身に何が起こったのかを描いたドキュメンタリー。大震災に翻弄される障害者と、その実態調査や支援に奔走する人々の日々を追った作品。監督は「犬と猫と人間と」の飯田基晴。

「メトロレディーブルース ~東京メトロ売店・ 非正規女性のたたかい~」(2013年/26分/ビデオプレス http://vpress.ia.coocan.jp/)
東京メトロ売店で働く非正規女性たちの生活・思い・怒りが伝わってくるドキュメンタリー。7月のレイバー映画祭で大好評を博した。

◆賛同金のお願い◆
当集会は、団体・個人の皆さまからの賛同金で運営されています。ご協力をよろしくお願いいたします。
個人一口1000円
団体一口3000円
※何口でも可。カンパ大歓迎。
【振り込み先】
郵便振替:00170-5-594755
加入者名:反貧困ネットワーク
※通信欄に内訳(賛同金・カンパなど)、名前の公表の可・不可ご記入ください。

主催:「反貧困世直し大集会2013」実行委員会
連絡先:反貧困ネットワーク(代表・宇都宮健児)
〒113-0023 東京都文京区向丘1-7-8 コミュニティ・スペース「ほのぼの」内
TEL/FAX 03-3812-3724 03-3812-3724 無料


E-mail:office@antipoverty-network.org
URL:http://antipoverty-network.org/