広島県安芸高田市市民部人権福祉センターでの講演 | 自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ~誰ひとり取り残さない社会へ~

広島県安芸高田市市民部人権福祉センターでの講演

10月22日(水)に広島県安芸高田市市民部人権福祉センター主催

2014年人権啓発連続講座「大切な人を自殺で亡くすということ」

~自死遺族への差別偏見のない社会へ~でお話しさせて頂きました。






会場にはたくさんの市民の方にお越し頂きました。


会場にはお足元の悪い中157人もの市民の方にお越し頂きました。

ありがとうございます!

みなさんのこの問題の関心の高さが伺えますね。


職員の方のお話しでは、

安芸高田市は広島県でも自殺率が高い地域だそうです。






人権福祉センターの職員のかたがた
日々、市民の方の相談業務を
頑張っていらっしゃいます。


人権福祉センターでもたびたび相談会をしていらっしゃるようです。

相談に来られることで気持ちが楽になったと救われる市民の方もたくさんいらっしゃる一方で

残念ながら自殺をされた方もいて・・・


そんなとき、職員の方たちは自分たちが救えなかったことに

残念な気持ちになるとお話しされていらしゃいました。


自殺に至る経緯というのは、たくさんの問題が複雑に絡んで

長年ご本人が抱えている問題をひとつひとつひも解くのは

容易で簡単なことではありません。


個人的な要因、そして社会のシステムも絡んでいたり・・・

とても難しいです。


だからこそ14年連続3万人の方が自殺してしまう

ということになってしまったのだと思います。


どうしても自殺してしまった方に関心がいきがちですが

(もちろん、それも大事なことです)

私は遺族という自らの経験、遺された人の苦しみや悲しみといった心の問題だけではなく

人権の問題という視点から自死遺族の問題をお話しさせて頂きました。


この問題はこれからの問題で、

私自身もたくさんの方からお話しを聞きながら

日々勉強中です。


今回の人権センターの相談業務に就かれているような

職員の方たちも、実は相談に来られる市民の方と

同じ町にずっと住んでいたり

お互いを子どもの頃から知っていたりと

地域の仲間として、親しい友人を亡くしたような辛く苦しい思いになられるというのは

当然のことで、大切な人に自殺して欲しくない、という思いは家族と同じだと思います。


そして遺されたものとして、

救えなかったことの苦しみも抱えていらっしゃいます。

職員の方のお話しを聞いていて、そのように感じました。


この人権講座は私で3回目で

1回目は社会活動家の湯浅誠さんhttp://yuasamakoto.org/

2回目は医師で認知症の問題に取り組んでいらっしゃる杉山孝博さんでした。


湯浅誠さんは、私の活動家のいわゆる先生で

私は湯浅さんの主催する「活動家一丁あがり!講座」http://www.parc-jp.org/freeschool/2012/kouza/kouza_icchoo.html の3期生でもありました。

(今、こちらの講座は残念ながら5期で終わってしまいましたが・・・)


そんな私の先生と同じ連続講座に呼んで頂けるなんて・・・・

ありがたいことだし、とても嬉しかったです。


あと、世間って狭いなあ・・・と思ったのは

職員の方の中に、私の生まれた家の近くにご親戚がいらっしゃる方がいて

「あのあたりには行ったことありますよ!」と

かなり、超ローカルな話題で盛り上がりました苦笑


行き帰りのタクシーの中でも

運転手の方がとても話しやすい方だったので

緊張しまくっていた私もずいぶんと和みました。


お忙しい中、拙い私の話を聞きにわざわざお越し下さった市民の方々

職員の方々、タクシーの運転手さん・・・

みなさん本当にありがとうございました。


1年ぶりの広島をゆっくり堪能したかったのですが

残念ながら日帰りだったため

広島空港でお好み焼きを食べて、

「もみじ饅頭のお酒」http://www.chugoku-jozo.co.jp/marchandise/momijiman/

という広島ならではの珍しいお酒を発見!したのでお土産に買って帰りました。






こちらは新作の抹茶味です。

広島の活動仲間の話では、女性起業家が支援して企画されたものらしく

広島は経済界には女性が多いらしいです。凄い!かっこいいです。


ミルクと割ると美味しい、とありましたので

帰宅して早速頂いたところ甘くて美味しい!

カルーアミルクのような感じでした。


もし広島に行かれた際には是非とも☆

おすすめです。