フェイスブック(FB)だけど、
友達とコンタクトをとる、という理由のもと、
正確な個人情報を多数入れることにより、
世代向けの広告ばかりがずらっと並ぶよね。
不動産会社、結婚紹介所、小型で粋な外車、ビジネススクール、健康食品などだ。
30代、独身、男性なんだから、そろそろ家を考えるだろう。
30代、独身、男性なんだから、結婚についても考えるだろう。
30代、独身、男性なんだから、安ければ、粋な外車が欲しいんじゃないか。
30代、独身、男性なんだから、スキルアップ・キャリアアップに興味があるんじゃないか。
30代、独身、男性なんだから、仕事が終わったあとには疲れてるんじゃないか。
はい、どれも正解ですよ。
でもさ、あまりにピンポイントで、息苦しいよね。
これに似たことは、FB以外にもある。
たとえば、街にある「おばあちゃん色」。
おばあちゃんなんだから、そんな派手な色はやめて、洋服は茶色にしましょう。
おばあちゃんなんだから、買うところも限定しましょう。
というように、売り手が買い手の選択をある程度強制する。
たとえば、街にある顔センサーを搭載した飲み物の自販機。
若いあなたは、ジュースとスポーツドリンクをどうぞ。
中年のあなたは、コーヒーと栄養ドリンクをどうぞ。
高齢のあなたは、お茶系でもどうぞ。
というように、売り手が買い手の選択をある程度予想する。
FBや、こうした顧客を区別するという発想。
ビジネスであれば取り入れて当然だけど、
どれもどこか圧迫感がある。
FBの広告って、このままの登録で、
あと50年したらどうなるんだろうか。
介護サービスの会社
名医を紹介する会社
お墓の不動産情報
こんなんじゃ、開くのも嫌になるだろうな。
ここはアメリカ発のツールらしく
思い出がリアルに蘇る仮想空間のご案内
宇宙旅行のご案内
死後の道案内人予約
とか、クリックする前からドキドキするような広告にして欲しいよな。
なんかそんな風に思いました。