昨日から、論文を書き始めました。
まだまだ勉強不足のため、探り探りの文章です。
そのため、所々つなぎ目がおかしかったり
突然話が飛んでしまったりと、めちゃくちゃな状態です。
でも書き始めたことが重要なのです!!!!!
そう、論文指導の先生もおっしゃっていました。
「書けるところから書いたらいい。そうして見えてくるものもあります。」
と。
そして、昨日は美術科の友人が出展している展示会に行ってきました!
芸大に通ってもう8年目ですが、
初めて訪れた 陳列館 。
せっかく美術の校舎もあるのに、なかなか足を運べていないのです。
お恥ずかしい。
芸大美術科の日本画を専攻している修士・博士・研究生
そして教員が「素描」を各々用いて催される展示会、
その名も
素描展
です。
私の友人は海外から来た研究留学生で、ちょうど1年ほど前から
お茶をしたりしながら英語と日本語でおしゃべりをする
所謂「Language Exchange」をしている子です。
”素描”
という言葉すら初めて耳にするものでしたので、
最初は 「自分には難しいかなぁ~」 と心配していましたが
それぞれの作者の 素描 に対する姿勢や思いが文章でも展示されているので
それを読みながら作品を見ることで、少しだけ
その世界観を味わうことができたような気がします。
そのものの持つ雰囲気をつかむ
物体から受け取る本質を自分なりに捉えようとする
本物よりも本物らしい形になるように 繰り返し描く
素描とはそういうものなのだそうです。
対象物を(姿形という意味で)正確に描くのではなく
そのものの本来のあるべき姿を描く…というようなことでしょうか?
ん~難しい。
芸術というのは言葉にすると難しいものですね。
私のような未熟者は、なかなかこうやって
真摯に芸術とは何か?と向き合うことがなかなかないのですが
今回の展示を見ていると
本質的な何かに少し刺激が届いたような感覚でした。
なぜ私は歌うのか、
なぜ選んだ芸術が歌だったのか
ちょっとだけ考えてみたいと思った瞬間でした。
素描展は7月29日まで開いています。
皆さんもぜひ、心を落ち着かせにいらしてみてください。
少し自分を見つめるチャンスをくれるところのようです。
素描展
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2011/sobyou/sobyou_ja.htm
海央