竹中平蔵は、あのリーマンショックで世界大恐慌を引き起こしたリーマンブラザーズのCEOであるピーターGピーターソンが、リーマンの経営に加わる前まで経営していたシンクタンク「国際経済研究所」の主任職員だったことを隠していたのです。その当時からピーターソンと竹中平蔵は、日本の郵便貯金、簡易保険の眠っている預金430兆円を狙っていたのです。

その430兆円を手中にするには、国営である郵政を民営化させ、株を市場に公開させ、その株を買い占める計画を練ってあったのです。そこで米国政府を動かし、クリントン大統領の時代から毎年、日本政府に突きつけ続けている「規制緩和」を強く要求する“年次要望書”の中に、郵政の民営化を目玉として加えさせ、その先兵として竹中平蔵を送り込んできたのです。その結果が小泉政権の強引なまでの郵政民営化だったのです。

竹中平蔵とリーマンのCEOになっていたピーターソンは笑いが止まらなかったでしょう。430兆円もの金が手に入るのですから。。。それが証拠に、竹中平蔵はすでに腹を合せていた三井住友銀行会長の西川善文を郵政の社長に据え、強引に郵政を四つの会社に分割させたました。

これも米ハゲタカの意向通りなのです。郵政窓口業務部門、郵政集配部門、郵便貯金部門、簡易保険部門と会社を4つ設立しました。ところが、多くの読者はご存知ないのですが、米国ハゲタカが4つの会社にさせたのは、儲かる部門、儲からない部門を切り離したかったのです。

窓口業務会社と郵便集配会社は全く利益を生まない会社です。日本の郵便行政はこの一番人手が掛かり、手間がかかりしかも莫大な赤字部門を、郵貯、簡保が上げる利益から補填することで、日本の隅々にまで郵便を集配達できる世界に誇れるシステムを作り上げてありました。

ですが、ハゲタカたちはその部門が倒産して、日本国民がパニックになろうがそんなことは関係ないのです、金、金、金、金だけだったのです。竹中平蔵はそのハゲタカの手先となって日本国民の預金をすべて米国に、しかもリーマンのCEOだったピーターソンと山分けする計画だったのです。

竹中平蔵は郵便事業を民営化することでもう一つ、金儲けを企てました。簡保は日本中の温泉付き景勝地に展開した”かんぽの宿“を運営していました。広大な土地の時価総額2000億円近い価値のあるものです。これを手を組んでいた宮内義彦が社長のオリックスに二束三文で売り、住友の西川善文らと山分けする計画だったのです。
これに気付いた鳩山邦夫総務相が激怒してストップをかけました。売国奴・国賊の極みです。

ところで皆さんは派遣労働者の年収、年収が160万円に満たないことをご存知と思います。しかも、この年収160万円派遣労働者は、今や1500万人を突破し、1800万人なろうとしています。何一つ社会保障の必要のない派遣労働者のおかげで、大企業は莫大な利益を上げ続けています。

竹中平蔵のもう一つの重大犯罪がこれです。これまで専門分野に限られていた派遣労働を“これこそ規制緩和だ”大声で叫んで、製造業にまで拡大させたのです、単純バカの小泉総理に「行政改革」「規制緩和」とミンミンゼミのように叫ばせてです。

この派遣労働で大儲けしているのが竹中と昵懇の南部靖之。そう労働者派遣業最大手のパソナの社長です。竹中はさっさと参議院議員を辞任するとなんと、このパソナの最高顧問に就任し、現在、年間1億円もの顧問料をもらっているのです。
年収160万円の労働者の血を吸う企業から年間1億円もの顧問料です。しかも、許せないのは終身顧問だそうです。
こんな男が橋下維新の会の中心に座る、そんな政党は支持できるはずがありません。
思い出してください。竹中平蔵は連日連夜テレビに出演し、
「郵政を民営化すれば世の中バラ色になる」
 と言い続けました。結果、数々の弊害(地方の過疎地に郵便物が配達されない等)が生まれ、先の国会でとうとう郵政民営化見直し法案が99%以上もの賛成で可決されました。
 これを追及されると竹中は、
「中途半端に民営化するからですよ」
 とああいえば上祐発言で今も責任を取ろうともしません。

 もう一つ、竹中は、
「これからは貯蓄でなくて株式投資の時代です」
 と株に素人の人々にまで拝金」主義を吹き込みました。結果、リーマン倒産で多くの人たちが株の暴落で財産を失ったのです。
 その責任を問われると竹中は、
「そんなことまで予測できませんよ。株を買う買わないは個人の自由で自己責任じゃないですか!」
 と開き直りです。
 この男だけは天に成敗してもらいたいものです